
◎維持管理が不要な賃貸住宅。土地にも縛られない。
◆よくある賃貸VS持ち家論争
メディアで時々見かける「賃貸住宅VS持ち家住宅」論争。
結局、メリット・デメリットがそれぞれあるのでどっちが一般論でどっちがいいのかは分からないのですが。
今回は「賃貸住宅の方がいいよ」という意見のポジションで個人的に思っていることを書いていこうと思います。
◆生活スタイルが広がっている。
「働かない暮らし方」「結婚しない(したいけどできない)」「子供を作らない」「旅して暮らす」「農的暮らし」などなど。
昭和から平成にかけて、会社勤めが当たり前と言われていた時代と比べると、だいぶ生活スタイルに幅が出てきました。
サラリーマンが一般的な時代では、会社勤め→マイカーローン→住宅ローンで持ち家→教育ローンと言った感じでローン三昧な暮らし方が続いていきます。
令和の今もそういった暮らしもありますが、必ずしもマジョリティとは言えなくなってきました。

◆一軒家・アパート・マンション・シェアハウス・下宿・(間借り)
持ち家の場合はほぼ二択。
●一軒家を買う
●マンションを買う
です。
一方、賃貸の場合は
●一軒家
●アパート
●マンション
●シェアハウス
●下宿
●(間借り)
と2000年代に入り、シェアハウスというジャンルが確立されてからだいぶ裾野が広がったように感じます。
そのため、賃貸住宅では自分の生活スタイルに合った住宅をより選びやすく、暮らし方が変わった場合でも移行しやすいのではないかと感じます。
◆下宿・シェアハウスを例に
また、持ち家と違い、賃貸住宅は建物にとって必要不可欠の「維持管理」を大家さんや、管理会社などが担うので、予想外の出費がありません。
また、定期的な大規模修繕も当然ありません。
これは、金銭面だけでなく、常に建物全体に異常がないか気を配る必要も無いことになりますので、やっぱり気楽です。
合同会社SumSumでは下宿・シェアハウスである「篶竹荘」や「第2ペンギン荘」をやっていますが、毎年数十万円の維持管理の費用が発生しています。
今後、場合によっては大規模修繕も必要になってくるでしょう。
これらの「持ち家によるリスク」を肩代わりするのがある意味、賃貸事業者の仕事内容とも言えますので、家賃を払うことでそれらのリスクヘッジができるのなら、賃貸事業者にリスクを負ってもらっちゃうと、気が楽なんじゃないのかなと思ったりします。

◎資産価値なんて、数十年経ったら二束三文かもしれない。
◆ローンを返したら資産になるというけれど。
「持ち家はローンを返したら資産になる」とよく聞くと思います。
ローン返済が家賃のようなもので、一定期間返済をした場合、自分の持ち物になるのでそれ以降は家賃を払わないでタダで住める、という論法です。
でも、前出したように「維持管理費」は必ずかかります。
ローン返済が終わったあたりでは金属葺きの屋根なら塗り替えたり、水回りの劣化がそろそろ限界になってきていて、大規模修繕の時期になることでしょう。
そこでまた数百万円かかります。
一方、賃貸住宅ではその維持管理は賃貸事業者(大家・管理会社など)が担ってくれます。
となると金銭面ではあまり変わらないんじゃないかなと思います。
土地価値自体が資産になる考え方もありますが、現在の日本は人口が減り続けています。
空き家問題も深刻です。
ローン返済が終わったころ、土地の価値が購入時と同様にあるのかは疑問なところです。
また、仮に価値があったとしても、資産であるその土地は自分が利用する前提の土地ですので、資産としてお金を生み出すわけではなく、むしろ、その価値に応じて毎年固定資産税と都市計画税がかかり続けます。
これが「土地に縛られる」という一つの事例じゃないでしょうか。
◆土地に縛られにくい。
「土地に縛られる」と出てきましたが、物理的に「土地に縛られる」ことも賃貸住宅にはありません。
もし、「色々な場所に住んでみたい」という嗜好の生活スタイルがお望みなら、賃貸住宅一択になってきます。
賃貸住宅の場合、土地に縛られているのは大家さんだったりの賃貸事業者なので、借主はいつでも自由です。
その街に飽きたら次の街へと転々とするスタイルもまた、これからの時代増えていく気がしています。

◆持ち家のリスクを賃貸事業者に担ってもらいその対価を支払う。
一言でまとめてしまうと、賃貸住宅VS持ち家論争ですが、「賃貸住宅は持ち家によるリスクを賃貸事業者が負担する。その負担分の対価を借主が支払っている」と言えるのではないでしょうか。
「対価」には固定資産税などの税金、維持管理費用、火災保険、ローンの利息、手間賃などなどが幅広く含まれます。
これらの所有することのリスクを賃貸事業者が一括して担ってくれる。。これにより、もし一生のトータルで持ち家より多少の費用がかさんだとしても、借りてる方が楽、という意見があるのも納得できるような気がします。
ヘイシャ「合同会社SumSum」では、完全に持ち家によるリスクを担い、借り手には身軽でいてもらおうという気持ちで下宿・シェアハウスをやっています。
「借り手に身軽になってもらう」そこに価値を見出して家賃という形で売り上げを得ているとも言えます。
◆でも小屋づくりの「読み物」いっぱい書いてるじゃん!
と言った感じで、「賃貸住宅推し」のポジショントークをさせていただきましたが、ポジショントークなので、所有するのが前提のような↓↓小屋作り↓↓の「読み物」をいっぱい書いています。
▶【小屋暮らし/タイニーハウス】小屋DIY/作り方なんて超簡単
これはこれで、もちろん「所有する」メリットもあるかと思いますので、気が向いたら「持ち家推し」のポジショントークもしてみようかなーと思っています。
まあ、小屋は借りた土地に建てればいいとも思いますが。
そうすれば、小屋ごと引っ越しできますもんね。
楽しそう!
てな感じで今日はこの辺で。
ではでは。
◎↓↓↓長野県や松本での「暮らし」をもっと知りたい方は↓↓↓
◆テーマは「移住」「ふつうの暮らし」「日常」などです。
「篶竹荘」や「第2ペンギン荘」でもブログやったり、InstagramやFacebookをやったりしています。
同じような人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、信州・松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」とか「日常」をメインテーマとして書いています。
併せて読んでいただけると、より長野県や松本でへの移住、そして暮らしが立体的に知っていただけると思います。
(と、言いますかSumSumの「お知らせ・読みもの」だけが異質です。よくたどり着いてくれました。ありがとうございます。)
▶合同会社SumSum「おしらせ・読み物」
→もっともカタい文章を書いています。
→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。
→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。
→自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになれば。
→「会社のサイト」だから一番真面目に書かなきゃ・・・と思って「他よりは」根拠になる資料を探しているつもりです。
▶篶竹荘「ブログ」
→「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。
→ブログの中ではもっとも「素」です。
▶第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ」
→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる「てい」で書いています。
→一番DIYについて書いているかもしれません。
→ちょっとおふざけしています。
→一番楽しんで書いているかもしれません。
→第2ペンギンはこんなやつです→(調子に乗ってラインスタンプも作りました。)
▶Instagram「第2ペンギン荘」
→第2ペンギン荘のInstagramです。
→女子目線の信州・松本・浅間温泉の移住暮らし。
▶Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)」
→篶竹荘と第2ペンギン荘のInstagramです。
→篶竹荘に住んでいるので篶竹荘の投稿が多め。
→個人的な趣味を投稿するあまり「大外れ」することも。