◎下宿の一画にオフィスをDIY
◆お金が無いのでDIY
だいぶ前の話になるのですが、旧・カンデラゲストハウス(松本市北深志1-4-5)にありました合同会社SumSumの事務所機能を篶竹荘(松本市浅間温泉3-30-13)に移転すべく、手つかずで放置していた一室をDIYにて修繕しました。
お金がないので100%自主施工です。
歪みとかは素人施工なのでめちゃくちゃあります。
でも「なんとなく雰囲気」で作ることはできるので、それなら自分で作ったほうが安い。
安く施工できるということは、商売上、家賃などにそういったところは反映されない。
つまりは、長野県や松本に移住しようと思っている方にリーズナブルに、気軽に移住先を提供できる。。。
そこまで何となく考えてはいるのですが、要はケチなだけです。
ってことで、DIYで事務所を作った記録を、今さら感はあるのですが、自分への備忘録も含めまして紹介したいと思います。
◆ふつうの暮らし
今回はちょっとDIYのお話ですが、合同会社SumSumでは長野県松本市浅間温泉の地にて移住者をメインとして、下宿・シェアハウス「ふつうの暮らし」「日常」を作ることをテーマにした会社です。
また、物理的には移住者の方にしか「ふつうの暮らし」を提供できないため、こちらの「おしらせ・読み物」にて「こんな暮らし方もあるんじゃない?」「こんな暮らしできたら楽しそう」みたいな話やら、「〇〇省のデータはこうだから、これからの暮らしはこうなるのでは??」みたいなちょっと毎日が楽しくなるような普通じゃない視点での「ふつうの暮らし」について書いています。
また、一番下に違ったテイストで切り取った松本での暮らしを書いているブログも載せておきますので、長野県や松本、(できれば浅間温泉)に移住を考えている方の参考になれたらいいなと思っています。
それでは、改めましてDIYで修繕した記録をご覧ください↓↓↓↓↓
◎【作業工程】SumSum事務所@篶竹荘
◆①畳を捨てる。

こちらのお部屋は篶竹荘一湿気がヤバいお部屋です。
浅間温泉は坂の街。篶竹荘もやや斜面に建っていて、一番低い場所にあるお部屋なのです。
よって地下水が一番溜まる。。つまりは湿気が一番溜まる。。。
ってことで畳は腐り、荒板も朽ち果てていました。
とりあえずダメなところは全部捨てるしかありませんので、松本市クリーンセンターに畳を持っていきました。
◆②荒板を捨てる。

畳と同様、荒板も腐ってましたので捨てちゃいます。
すると、古材で作った床組みが出てきました。
大引き部分はどこかの梁みたいで、墨でなにやら書かれていました。
使える所はもったいないので基本的に使います。
◆③(高さが合わなかったので)根太も捨てる。

ってことで大引きと根太を再利用しようと思っていたのですが、畳で施工してもまた湿気でやられてしまうと判断したためフローリングでの施工です。
そうすると根太の高さが合わなくなるので、根太もやっぱり解体しました。
大引き(どこかで使われていた梁)だけ再利用します。
(↑写真右側の一部腐っていた土台も実は直しています。)
◆④大引き増設&根太設置。

大引きは6畳間の長手方向の中心に一本だけ。ちょっと不安です。
ということで並行して2本追加して、束もかなり増設しました。
とはいっても2×4材なので、本来の大引きよりはかなり貧弱です。
その上に同じく2×4材で根太を設置。これは高さ調整としての意味合いも含めます。
あまり技術が無いので2×4材でちょうどいい高さになったのは幸いでした。
◆⑤防腐塗料塗布。

材料がホワイトウッドなので、防腐材を塗りまくります。
いつの間にか根太の転び止めも施工しております。
ただでさえ湿気の多い部屋ですので、土間部分にも殺菌用として石灰もまきました。
全体的に黴臭さが蔓延しておりますが、ぼちぼちフタを閉めてしまうのでしっかり施工します。
◆⑥断熱材(グラスウール)施工。

100mmのグラスウールで根太間を覆いました。これである程度部屋に湿気が上がってくるのを防ぎます。
また、床下への結露も減って、防腐塗料と合わせ技で腐らないことを願うばかりです。。。
(一応、束も腐食防止のため「鋼製束」+「基礎石」を使用しています)
◆⑦テンホウのラーメン食べる。

この辺で、一休み。(と言っても、上の段階で二週間くらいやっていますが)
肉体労働していると、ラーメンみたいなのがすごくおいしいです。
テンホウは長野県の諏訪発祥のラーメンチェーン。安くておいしくて最高です。
◆⑧シナモンの効いた餃子も食べる。

もちろん餃子も頼みます。
◆⑨構造用合板で捨て貼り

本当はラワン合板じゃないとたわむのですが、なにせ最近の木造価格高騰のあおりでとても購入することができません。
なので構造用合板で代用です。
少しぐらい軋んでも気にしません。
(カンデラゲストハウスをDIYしていたころは構造用合板1枚880円とかだったのに、事務所DIYの時点で1500円とか。先日、ホームセンターで見たときは2080円でした。。恐ろしすぎます。。)
◆⑩フローリング施工。

フローリング材は檜の無垢材です。
湿気がとにかくひどい部屋なので、可能な限り防腐効果の高い材を選びます。
檜はお風呂にも使われるような木材なので、それを期待しました。
あと、部屋のカビ臭も和らいでくれたらなー・・と。
◆⑪木部オイルステイン塗装。

木部にオイルステインを塗っていきます。
防腐効果を狙っているのもありますが、塗ったほうが「直した感」があるからっていうのもあります。
◆⑫壁面塗装。

木部塗装のあとは壁面塗装です。
崩れ落ちた漆喰部分は補修して、その上から塗ります。
写真を見ると「サニービルト」なるペンキですね。確か施工したい色合いで一番安かったのだと思います。
◆⑬電気配線

塗装もろもろが終わったら電気配線です。
古い建物なのでコンセントが圧倒的に少ないため、事務所機能としては足りなさすぎます。
部屋のおおもとにヒューズがあるので大電力は使えませんが、コンセントは必須なので増設しました。
なお、電気工事士の資格を持っていますので、合法的に施工しています。
◆⑭床塗装。

ヒノキ材というだけでは飽き足らず、どんどん防腐効果を高めていきます。
オイルステイン(F☆☆☆☆)にて全面塗布。
なぜかF☆☆☆☆のオイルステインがなかなか見つけられずに苦労しました。
室内はF☆☆☆☆でないとホルムアルデヒドだとかシックハウス症候群のもとになりますので、ケチって安い塗料を使用しないのが重要です。
◆⑮ウレタンニス塗装。

蜜蝋などで仕上げようと思ったのですが、メンテナンスを簡単にするためにウレタンニスを塗りました。
檜の香りはほとんど閉じ込めてしまいましたが、もともと湿気対策として檜材を選んだので、まあ、よし、、とします。。はい。
ウレタン塗っておいた方が防水とかワックス掛けなくていいとかメリットが大きいので。。
◎完成
ってことであとは事務用品を入れて完成しました。
現在ではすでにものだらけのオフィスと化しています。
久しぶりにDIYしたときの写真を今回見返したわけですが、「よくやったなー」という自画自賛の感想が一番で、「もうできない」が二番目。三番目は直していたころの苦労と大変さを思いだして気持ち悪くなりました。。
DIYで重要なのは一つ一つの作業をこなしていくことです。
あまり全体を見過ぎてしまうと巨大な壁に見えてしまってやる気が無くなってしまいます。
でも、計画する者としては全体像も図面やら積算をして把握しなくてはいけない。。
でも把握しすぎると工程が長すぎてやる気が失せる。。。
今は設計する人と施工する人は別なのが当たり前ですが、昔は大工さんが図面も引いて材料集めて施工もしていたわけですからその胆力に尊敬の念しかありません。
私の場合は一度大きなDIYやった後は、数ヶ月~1年単位でクールダウン期間が必要になります。
なので、資金面でもそうですが年間1~2カ所しか直していけないのです。
てことでこれからもゆっくり修繕していきます。
直すところはまだまだありますゆえ。。
ということで、篶竹荘内に合同会社SumSumの事務所機能移転のため、DIYをしたお話でした。
なにかの参考になれば幸いです。
それではでは。
↓↓↓↓↓蛇足です↓↓↓↓↓
◎違った雰囲気で長野県や松本を知りたい方は。。
◆テーマは「移住」「ふつうの暮らし」「日常」などです。
「篶竹荘」や「第2ペンギン荘」でもブログやったり、InstagramやFacebookをやったりしています。
同じような人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、信州・松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」とか「日常」をメインテーマとして書いています。
併せて読んでいただけると、より長野県や松本でへの移住、そして暮らしが立体的に知っていただけると思います。
(と、言いますかSumSumの「お知らせ・読みもの」だけが異質です。よくたどり着いてくれました。ありがとうございます。)
▶合同会社SumSum「おしらせ・読み物」
→もっともカタい文章を書いています。
→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。
→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。
→自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになれば。
→「会社のサイト」だから一番真面目に書かなきゃ・・・と思って「他よりは」根拠になる資料を探しているつもりです。
▶篶竹荘「ブログ」
→「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。
→ブログの中ではもっとも「素」です。
▶第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ」
→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる「てい」で書いています。
→一番DIYについて書いているかもしれません。
→ちょっとおふざけしています。
→一番楽しんで書いているかもしれません。
→第2ペンギンはこんなやつです→(調子に乗ってラインスタンプも作りました。)
▶Instagram「第2ペンギン荘」
→第2ペンギン荘のInstagramです。
→女子目線の信州・松本・浅間温泉の移住暮らし。
▶Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)」
→篶竹荘と第2ペンギン荘のInstagramです。
→篶竹荘に住んでいるので篶竹荘の投稿が多め。
→個人的な趣味を投稿するあまり「大外れ」することも。