ふつうに暮らす住民のための、ふつうに暮らす住民による、ふつうの暮らしのまちづくり。

◎まちづくりって誰のため?

◆人づてで役所の人がこんなことを言っていたと聞きました。
役所のやってるまぢづくりは、声が大きい人、プレゼンがうまい人、目立つ人に予算も人員も使ってしまう。補助金も委託費もその人ありきで予算を組んだりする。

と。

それで「まちづくり」って言えるのかなー?とちょっと疑問に思いました。

これが銀行とか民間同士のことならば、利益を求めてるので、その行動原理はわかりやすく、勝ち馬に乗っかることは効率もいいですし理解できます。

でも、役所も案外そういったミーハーな動きをしがちです。

全国で先進的なまちづくりなんかをすれば、「〇〇省の先進的事例」などの冊子で取り上げられることもありますし、全国各地から「視察」の対象になります。

評価されれば民間だろうと役所だろうと誰だって気持ちがいいわけです。

目立つところに良くも悪くも乗っかる形なので役所の実績も簡単に積み上げやすいのです。

でも、思うのです。

それってすごく偏らないのかな???と。

役所ってもっと公平かつ長期的な目線で見るべきでは??と思ってしまいます。

当然役所は「子育て」とか「福祉」の面でも幅広く街づくりをしているわけですが、今回は「お店」的な部分で見ていこうと思います。

◆ふつうに暮らしている住民が「暮らしやすい街」をどう作って行くか。

ふつうに考えて、昔から総菜なんかを売っているお店や街中華を出しているようなお店よりも、もっと洒落てるようなお店の方が人気ですし、華やかです。

自分が住んでいる地域にそういったお店ができるのはとてもうれしいですし、街の魅力アップに直結するとも理解しています。

「訪れる人」向けのお店ながらも、「住んでいる人」でも便利なので使います。

でも、住んでいる人にとっての日常に必ずしも必要か?といったらちょっと違和感があったりするのです。

ふつうの住民が求めているのは「ふつうの肉屋」「ふつうの八百屋」「ふつうの魚屋」「ふつうのよろづ屋」「ふつうの定食屋」みたいなお店なんじゃないかと思ったりするわけです。

でも、これからお店をやる人にとってはそんな「ふつうの店」ではお客さんが来ないのは目に見えているし、客単価も上がらないので、もうちょっとハイクオリティに寄せてきます。

自分がやるならそんな「ふつうの店」を作りたいと思っているのですが、儲からないお店になるのが必至なので、民間はちょっとこだわりのお店を作るのでいいと思います。

ただ、役所に関して言えば、基本的なニーズをまずは捉えるようなまちづくりをすればいいのにな・・・と感じるのです。

以前、役所の人とかがいる場で「住民目線で浅間温泉に何のお店が欲しい?」と聞かれたので、本当に住民目線で考えて「スーパー」と答えたらドン引きされました。

ちょっと先まで行かなくては浅間温泉にはスーパーが無いので、車などで行ける若い人はともかく、お年寄りが買い物に困っているのを見ているからでした。

でも、その場で求められていたのは「パン屋」とか「本屋」とか「カフェ」とか「歴史的建造物を利用したコミュニティ施設」とか「コワーキングスペース」とかそんなのでした。

まあ、そういった施設はあればうれしいけれど、お年寄りの多い地域からすればふだんの食糧が買えるお店の方が何より欲しいはず・・・と思っての発言はみんなが求める答えとはかけ離れているようでした。

役所の人を含めて。

そこにすごい違和感があるわけです。

誰のためのまちづくり??と。「住民目線」じゃないのか??と。

訪れる人目線なのか住民目線なのかで目指すまちづくりって違うのだと思います。

訪れる人目線でのまちづくりなら華やかなお店が必要ですが、住民目線なら「ふつうのお店」が増えた方がうれしいと思います。

でも、商店街活性化・・・みたいな「まちづくり」というと、なぜか「訪れる人目線」のまちづくりばっかりな印象です。

◎ふつうの暮らしをちょっと楽しくするためのまちづくり。

◆日常を大事にする下宿・シェアハウス

そんなわけで、もうちょっと住民目線のまつづくりがあってもいいんじゃないかなーと思い、「ふつうの暮らし」を提供するという理念のもとに篶竹荘第2ペンギン荘をやっているわけなのです。

住処のかたちとしては、シェアハウス・下宿はアパートなどを中心とする賃貸住宅とも持ち家とも違った(下宿は昔からありますが)ある意味新しい暮らしのかたち。

暮らし的には新しい形ですが、住んでいる人には「みんなと一緒に住むことによる」「ちょっと楽しいふつうの暮らし」を提供出来たらいいなと考えて運営しています。

「ちょっと楽しいふつうの暮らし」の提供ですから、役所のまちづくり担当が金も時間も投入するような「声の大きい人」でも「プレゼンのうまい人」でも「目立つ人」でもありません。

ただただ、松本が好きで住んでみたいなーくらいの温度の人でも気軽に移住できるような、移住して「ふつうの暮らし」ができるような施設を目指しています。

なので悪く言えば「コレ!!」といった特徴がありません。

さらに言うとメディア受けするようなきらびやかな活動をしているわけでもありません。

ただ、間接的にではありますが、下宿を通して地域に人が増えれば、「住む人目線のお店も増えてくるはず・・・」と何とも遠回しなアプローチでまちづくりをしているつもりではあります。

◆ステテコ共和国

そういった「住む人目線」のまちづくりをしようよ!的な温度で一時期「ステテコ共和国」という開高健氏の言葉を使って記事を書いていたことがりました。

浅間温泉ステテコ共和国、建国。

浅間温泉ステテコ共和国、その地勢。

ぐーたら感謝の日。一億総ステテコ共和国民。

新興住宅地はステテコ共和国領土になりえるのか?

ステテコ共和国のシェンゲン協定

浅間温泉ステテコ共和国化計画

変なたとえをしてしまったばっかりに、逆にわかりづらいかと思いますが、旅館街と住宅街が半々くらいに分布しているという特徴の浅間温泉について書いていますので、要は観光客&訪れる目線だけの活性化だけでなく、住民目線でも住みやすい街にしたいよね・・・といったことを言いたかったのです。

◆目立たないところにこそ「快適さ」が隠れている。役所はそちらを引き出してほしい。

民間とは違い役所は必ずしも利益を追求しなくていいわけですから、長期的な観点でまちづくりが行えるはずです。

今回は「お店」的な観点で見たので、お店で言ったら、目立つ「訪れる人目線」だけのお店でなく地元の人が普段使いするようなお店にも目を向けた方がいいんじゃないか、というお話でした。

誰でもどこかしらに住民として住んでいるわけで、住民目線は誰でも持っているはずです。

出かけたときに素敵なお店があればうれしいですが、ありがたみを実感することはそうそうないにせよ、住んでいる地域に普段使いやすいお店がたくさんあったらじわ~っと沁みる感じで住みやすい街だ!と感じるような気がするのです。

そういった住民目線のまちづくりもしてくれたらありがたいなーと思った次第です。

まあ、戯言なんですが。

◎↓↓↓カタい話じゃなくて長野や松本での「暮らし」をのぞいてみたい方は↓↓↓

◆松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」「日常」を見てみたい。

篶竹荘」や「第2ペンギン荘」でもブログやったり、InstagramやFacebookをやったりしています。

同じような人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、信州・松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」とか「日常」をメインテーマとして書いています。

併せて読んでいただけると、より長野県や松本でへの移住、そして暮らしが立体的に知っていただけると思います。

(と、言いますかSumSumの「お知らせ・読みもの」だけが異質です。よくたどり着いてくれました。ありがとうございます。)

合同会社SumSumおしらせ・読み物

→もっともカタい文章を書いています。

→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。

→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。

→自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになれば。

→「会社のサイト」だから一番真面目に書かなきゃ・・・と思って「他よりは」根拠になる資料を探しているつもりです。

篶竹荘「ブログ

「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。

→ブログの中ではもっとも「素」です。

第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ

→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる「てい」で書いています。

→一番DIYについて書いているかもしれません。

→ちょっとおふざけしています。

→一番楽しんで書いているかもしれません。

→第2ペンギンはこんなやつです→(調子に乗ってラインスタンプも作りました。)

▶Instagram「第2ペンギン荘

→第2ペンギン荘のInstagramです。

→女子目線の信州・松本・浅間温泉の移住暮らし。

Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)

→篶竹荘と第2ペンギン荘のInstagramです。

→篶竹荘に住んでいるので篶竹荘の投稿が多め。

→個人的な趣味を投稿するあまり「大外れ」することも。