【気質・個性から考える】ふつうの暮らし【HSP・うつ等】

プロローグ

◆写真撮りに行ってきました。

こんにちは。

長野県松本市の中心市街地にほど近い温泉街「浅間温泉」にて「下宿」と銘打つシェアハウス「篶竹荘」と「第2ペンギン荘」をやっています合同会社SumSumです。

様々な方が「日常」とか「ふつうの暮らし」を平穏無事に送れるようなきっかけになりそうな提案やアイデア、データをもとにこんな街、こんな国だ。。みたいなことを無責任に適当に書いていけたらと思います。

主眼はあくまで「きっかけ」を生むことですので、おおざっぱです。

こういった広告っぽいことを入れることで、ネットの世界で『無いこと』にされないように日々努力しています。

ご理解ください。。

さて、先日、「長野県松本市にあるスーパーマーケットのテーマソングと概要」という記事を書いたのですが、どうしてもスーパーの写真を載せたい気持ちに駆られまして、あのあと取りに松本市と安曇野市を回ってきました。

「バロー」と「ベイシア」が端っこ過ぎて取りに行けなかったのでいずれ取りに行きたいと思っています。「原信」はまだオープンしていないので写真はだいぶ先になるか、長野市に行ったりしたときになりそうです。

◆篶竹荘のこたつを直さねばなりません。

さて。外回り(松本市内のスーパーを巡ってくるだけ)を終えて篶竹荘に帰りますと、こたつが壊れました。

篶竹荘で2015年から使っているこたつで、IKEAのローテーブルを改造して畳1枚以上の大きさにした「お化け超巨大こたつ」です。

さすがに7年たち、999円とかで買ったテーブルではもうダメそうです。

そんなわけでこたつを作り直さねばなりません。

設計図は描き終えているので、そのうち篶竹荘のブログの方で紹介できたらと思います。

こたつをDIYするのは二つ目ですので、前回よりブラッシュアップされている気がしています。

◆メンタル系のお話はこんな雰囲気になりがちですが。。

と、まあ軽いお話で始めたのは、HSPとかうつ病とかメンタル系で悩みを抱えている方にとっての記事だからです。

私もお豆腐メンタルのため、本当に病んでいるときは自己啓発系の本とか読んだこともあるのですが。

でもだいたい、「いいんだよ、それでいいんだ。にこ~っ(*^-^*)」みたいな感じの内容で、「いや、そう思えないから悩んでるんだよ。。。」と思いなんか余計に病んだりするのです。

なので、

(宗教について知るのは好きだが、宗教っぽいものは苦手のため)

→もうちょっと適当なノリの、

(感覚でなく数字とか成り立ちとか根拠があったほうが納得できるため)

→もうちょっと理由がわかりそうな感じの、

文章を書いてみました。

あくまで主題である「ふつうの暮らし」とか「日常」についての話ですので、生きにくい世の中だと思っている方が平穏な「ふつうの暮らし」を楽しめるようになるには・・・みたいな感じで書いていきます。

何かのお役に立てれば幸いです。

病気じゃなくて気質ってことで

◆とりあえず気質・個性ってことで。

HSPなどは最初から「気質」みたいな感じで、まだ「病」って感じではないですが、うつ病とか双極性障害とか統合失調症などは医者の診断が下されて「病」となっています。

とりあえずここは病でなく「気質」とか「個性」ってことで捉えていきたいと思います。

◆HSPとか鬱病とかの割合。

HSPの自己診断みたいなのってありますよね。

私もやってみました。

そしたら私はただのHSPでなくHSS型HSPでした。

「とんでもなく活動的なのに気にしいなので後でめちゃくちゃ疲れる」っていう「じゃあやんなきゃいいのに・・・」とか言われそうなやつです。

でも気質なのでわかってても止まらないのですよ。止められないのですよ。

なんとなくそうだと思っていましたので「やっぱりね」って感じでした。

さて、そんなHSS型HSPは人口の6%HSPは人口の15~20%とな。

そしてうつ病などの精神疾患の方は日本で100万人~なので人口の約1%ということになります。(多分病院に抵抗がある方もまだいると思うので実際は2%くらいだと思います)

はい。完全にマイノリティです。

◆マジョリティの社会。

てことは、残りの割合、HSPじゃない人は80~85%、精神疾患を抱えていない人は99%ってことになります。

当たり前ですが、社会はこのマジョリティベースで作られています。だって一番多いグループですもん。

そして、そのマジョリティに馴染めない人がHSP「気質」だとかうつ「気質」だとされますし、その人たちが「マジョリティの考える」社会生活とかに合わせるために薬とかを処方されたりもします。

いや、もともと無理な話じゃない?

と、最近は思うようになりました。

だって、もともとマジョリティとは違う気質なんですもん。

多分、薬とか山のように処方されたり、カウンセリングされたとしても、マジョリティ社会で普通に生活している「っぽく見せる」「っぽくふるまう」ところまでは持っていけるかもしれませんが、絶対破綻しそうです。

だって無理にマジョリティ側に合わせようとしているわけですもん。

マイノリティ側にとっては全然「ふつうの暮らし」じゃないんです。

そりゃ「なんでこんなに生きづらい世の中でみんな平穏な生活を送れるんだろう」と満員電車の中で周囲を見回して思うはずです。

なぜなら、周りにいる大半はマイノリティ側じゃなくて「マジョリティ人種」ですので、そもそも見えている世界が違いますし、社会もマジョリティ人種によるマジョリティ人種のためのマジョリティ人種社会なわけです。

そこにマイノリティ人種も「かわいそうだね」ってことで社会福祉名目とかで仲間に入れてもらっている。

そりゃあ快適なわけないでしょーと思います。

 

◆マイノリティの役割。

人類が生まれて数百万年。

なんでこんな気質の遺伝子を残しやがったんだーと、たまに怒りの矛先を原人に向ける時があると思います。(・・・ないですか?)

他にもたまに変な遺伝子があったりします。

例えばガン。

ガンは年を取って細胞が劣化した時に起こる病気。これは年を取るまで人類が長生きしてこなかったので、そういうガンになりやすい遺伝子を持った人類も普通に現代まで子孫を残せた・・・てな話みたいです。(youtubeでみました)

別でいうと色盲。

特定の色が見えていなかったりしても、例えば信号とか明らかに色で判別しなければならない状態が生まれないかぎりは、いくつかの色が見えていなかったり、他で補うことが出来るなら何の支障もなかったために、子孫を残せた・・・みたいなやつです。

HSPとかうつ気質な人は後者だったんじゃないでしょうか?

多分、マジョリティ人種よりストレスを抱えやすい、落ち込みやすい気質があったとしても、それが問題になるような状況がこれまでの人類史上にはなかった・・・ってやつです。

もしくは、さらに拡大解釈すれば、マイノリティ気質だからこそできる、だけしかできない役割があったので、少数精鋭みたいな感じで生き延びてきた。

このあたりが考えられるんじゃないかと思います。

つまりは「マイノリティな気質でもマジョリティ人種とは違った役割とかがあった・ある」に帰結します。

(そうなると冒頭で述べた「いいんだよ、それでいいんだ。にこ~っ(*^-^*)」って話に近くなってきちゃいますが、まあ仕方ないです)

◆その中で「ふつうの暮らし」は無理でしょ。

そう。

マジョリティ社会にはそもそもマイノリティ人種が快適に暮らして行けるようにはもともと作られていないし、そこにハマって暮らすのは生きづらくて当たり前です。

だって、そもそもマイノリティ人種には別の居場所や役割があったわけなんですから。

それが、産業革命だか、家内制手工業だか、社会のグローバル化だか知りませんが、(マジョリティ)社会の歯車としての生き方とか居場所の情報ばかりあふれ、選択肢と言ったら(マジョリティ)社会の歯車に!コレ一択!みたいな世の中になってしまったせいで、これまで顕在化してこなかったマイノリティがじわじわ可視化されてきたにすぎないのです。

突然マイノリティ人種が現れたわけじゃなく、遺伝的に考えれば昔からいたはずなんです。

そして、昔からいたマイノリティ人種が今日まで子孫を残してこれたのは問題にならなかった。つまり(オール人間)社会にふつうに組み込まれる仕組みだったはずです。

でも、今はマジョリティ社会です。

いくら「LGBT+の居場所を~」とか「障碍者にも雇用を~」とか言ったって「マジョリティ人種による社会の中で」って前置詞が付きます。

どうやったってマジョリティ人種社会の中で生きて行こうと思っている限りは、マジョリティ人種が感じているような「ストレス具合」とか「快適具合」な「ふつうの暮らし」はマイノリティ人種は絶対に送れないと思うのです。

エピローグ

◆マイノリティだって「ふつうの暮らし」をしよう。

じゃあ「あきらめろ」ってことかと言えば、そうじゃありません。

要はマジョリティ社会じゃない社会、ルールの中で「ふつうの暮らし」を作ろうってことです。

そこを目指そうってことです。

(※とは言え、社会はマジョリティ人種のための社会。そこから完全に距離を取るのは無理なので、ある程度マジョリティ社会に「あわせてやる」のは必要ですが。ストレスのない範囲で。人の迷惑にならないぐらいには。)

◆苦しいのは外部環境のせい。

毎日、同じような仕事をこの後40年も続けるのか、、と考えると絶望しました。でも、周りはそれをわかっていて普通に働けている。不思議でしようがありませんでした。

なんとか平静を装い働いていましたが、ストレスに耐えられずうつ病になりました。

こんな話、よく聞きそうです。

うつ病になった人が悪いのでしょうか?

その社会に所属していたことが悪いのではないでしょうか?

別に(法を犯さないかぎりは)その社会のルールに従わなければならないってことはありません。たとえば常識とか社会通念からちょっとズレていたとしても。

とはいえ、マイノリティ社会の情報は限られていますから、マジョリティ人間のように、「給料が高くて」とか「いい大学出て」とかという明確な指標が分かりづらい傾向にあります。

つまり、自分で探さねばなりません。マイノリティ人間の快適な暮らしを。

でも、見つかりづらいかというだけでこの地球上に存在しないわけではありません。必ずあると思います。

◆探してみよう。

例えばですが、私は自己診断ですがHSS型HSP気質です。

活動的なのに細かくて気にしやすく活動した後に肉体的精神的疲労で潰れる

逆に言えば

細かい所に気がついて、すぐ対処する。その代わりそのあと疲労で動けなくなる

と捉えられます。

これは動くときには動くし、動かないときには全く動かない感じな気質。

これじゃあ「毎日会社に行って8時間働く」というルール上では絶対に破綻するのは目に見えてます。

そこで私は考えてみました。

やりたかったことも加味して、

「めちゃくちゃ動く」「全く動かない」の波があってもできる仕事

「旅」とか「暮らし」あたりで社会の役に立つ

という条件で。

そこで会社を辞め下宿(シェアハウス)をやってみることにしました。

細かい所によく気づくので、「建物の異常や住民の気持ちを多分くみ取れるので管理に向いていそうだ」「管理は毎日決まったときに仕事があるわけでなく、めちゃくちゃ動くときに合わせて建物を修繕とかできそうだ」と考え、

リーズナブルな下宿とすることで、「移住者とかちょっと普通の会社員生活とは違うちょっと楽しい生活ができる場所を提供できそうだ」と考えました。

 

これがうまく行ってるのか行っていないのかはわかりませんが、無理にマジョリティ人間じゃないのに、マジョリティ社会で生きる事だけはやめました。

そして、快適な「ふつうの暮らし」を探す一人です。

◆【おわりに】なんか自己啓発本みたいに締めますが。。

↑は私一例ですが、きっと人それぞれ多かれ少なかれマイノリティな部分があると思います。

今回はHSPとかうつ病とかそんな気質の話で進めましたが、「本当はラーメンが見えなくなるほど胡椒をかけたい」とかそんな些細なマイノリティでもいいです。

とにかく、大小はあれども、そのマイノリティ部分では誰しも「生きづらさ」を感じていそうな気がしてます。

それはマジョリティの中にいようとしているからじゃないでしょうか。

「多数側」にいると一種の安心感があるかもしれませんが、快適じゃないならあきらめましょう。遅かれ早かれ耐えられなくなります。

それだったら早いうちに自分の快適な暮らし方を探した方が、見つけやすくなると思います。

 

私自身も「ふつうの暮らし」を読み物の重要テーマにしておきながら、答えはまったく出ていません。人それぞれ違うと思いますし、どうやったら提供できるのかもわかってません。

とりあえず、今、マイノリティとかマジョリティとかで考えているのはそんな感じです。

ではではー。

 

※なお本記事は、「ふつうの暮らし」の考え方とかだったり「求め方・探し方」に関するもので、重たい感じになっちゃいましたが、普段はもっと適当に暮らしていますし、面白おかしく暮らせれば最高です。

※そのあたり、住み分けというか読み分けていただけたら幸いです。

※誰かの役に立てばもっと幸いです。