ふつうの分譲地でも森と畑が欲しい。

雑談

こんにちは。

合同会社SumSumの「読み物」を書いているものです。

本業は「篶竹荘」と「第2ペンギン荘」という下宿(と銘打ったシェアハウス)をやっているのですが、社名の由来なのかな?みたいなご想像の通り、「日常」とか「暮らし」とか「住む」「住処」などについて興味があります。

また、どうも私は世間一般の考えでなく個性的、というかマイノリティな考え方らしく、調子のいい時は実現可能性の高低は関係なくいろいろ思いつきます。

せっかくなので「暮らし」とかに関して、思いついたことを適当に書きなぐって行けば、読んでくれた方が何かの「きっかけ」を持ってくれるかもしれない。

それは、会社が目指すみんなが快適な「ふつうの暮らし」につながるかも。。

などと考えてちまちま書いているわけです。

家の敷地に欲しいもの

そんな私が、実現の可否は置いておいて、小学生の気持ちになって「将来住みたいお家を描いてね」と図工の時間に先生に言われたとしましょう。

私は以下のものが欲しいので、アスレチックフィールドみたいな庭が欲しいです。(敷地に欲しいものは順次入れ替わったりしますが、トップ5はだいたいこれです)

 

◆6位:川

たまに、水郷とかの古い街並みのところを訪れると、生活用水として川から水を引いているお家があったりするのを見かけます。

欲しい。。

でもこれは既得権益的な、既存不適格的なものですので、実現性はかなり低いと思います。

でも、川が庭にあればビオトープとかを作りたい。

◆5位:竹林

植物に対して塩対応をしてしまう私は、見て愛でられるだけでなく、どうせなら「食べられる」方がいいと思ってしまいます。

竹ならば風流ですし、筍が採れます。

でも、竹林も根っこが隣地に延びて、にょきにょき竹を生やしてしまうなど管理がなかなか大変で、山ひとつなど広大な敷地を持っていないと難しそうだと思っています。

◆4位:森

竹林と同様に森なんか持ってたら最高です。

多分、ツリーハウスとか作りそうだし、キノコとったり山菜採ったりいろいろできそうです。

でもこれは「森」というか「山」ですね。

もっと普通に樹々の木陰でのんびりできる「森」も普通に欲しいです。

◆3位:畑

私は下宿の有志と畑を借りてやっています。でも、もし家を新しく買ったとしたら、家の目の前(できれば敷地内)で畑が出来たら最高だなー、もっと手入れできるのになーと思っています。

これはほんと小さな畑でもいいのですが、プランターじゃない家庭菜園がいいなと思っています。

 

◆2位:庭

これは「家」の基本的要素として欲しいって感じです。

特に広さとかはこだわりがないですが、ちょっと外での作業とかするのに庭は必要だと思うので、上位の方は「まあ、いるよね」って感じのものが並びます。

◆1位:駐車場

そういうわけで「川が欲しい」とか「竹林が欲しい」って言ってた人が1位はこれか、、という夢も何にもない駐車場。。

だって、車無いと地方じゃ移動できないですもん。

松本はまだ車無くても行けますが。。。旅行とか好きなので。。。

家を小さく、庭を広く

てことで私はもし一から家を建てるってなったら上記の要素をなるべく取り入れたわけですが。。

ただ、今のところそんな予定もお金もありませんし、下宿暮らしが合っているのでとりあえずおいておきます。

ここからは仮定です。

フラット35利用者調査(2020年度)というのを見つけました。

そうすると三大都市圏以外の家の敷地面積は注文住宅(約100坪)、土地付き注文住宅(約70坪)、建売住宅(約60坪)とあります。

◆建売分譲地の中古を買ったと仮定

ここでは建売分譲地のぼろぼろの中古住宅を買って住宅を解体し新築すると仮定します。土地の面積が60坪ですし、一番安そうなので。

で。60坪の敷地に家を建て、なるべく「敷地に欲しいものランキング」に入ってる要素を取り込みたいと考えてみます。

◆【比較】家・庭を広くとった配置

実際問題、6位:川と5位:竹林は導入が難しそうなので、4位:森、3位:畑、2位:庭、1位:駐車場を詰め込みたいです。

となると敷地は有限ですから、住宅の建築面積を狭めなければなりません。

建築基準法的に3階建てを建てられるならそれも良いかもしれませんが、建築費用もかさみますし、狭小住宅でよしとしましょう。

一応家族を4人と設定して、住める最小限の延べ床面積1・2階計で24坪としました。

一般的な家族4人の平均延べ床面積35坪前後の配置図と比較すると以下の通りになります。

(一般的な56坪の分譲地を想定)

◆そんな建て方する人をあまり聞かない

どうでしょうか。

左は4LDKを想定。右は各部屋が狭いですが3LDKを想定しています。

当然のことながら右は敷地を広くとっているので、畑も森も庭も十分に確保できています。

「家は最低限雨風凌げれば狭くてよい」「むしろアウトドア的要素を取り込みたい」と考えている方には右のお家は結構メリットがあります。

(でも、分譲地とか見るとみんな敷地いっぱいに家を建てます。右の選択肢をこれまで見たことが無いのですが、なぜなんでしょう?分譲地とか住宅地でなければ見たことありますが。。。見栄?)

家を大きくし過ぎないメリットとデメリット対策

◆メリット

ということで上記嗜好の方にとってどうしてメリットだらけかというと、その嗜好のおかげで、分譲地ながら十分な遊べる敷地を作れる上に、家がコンパクトなため建築費用が大幅に抑えらえるということです。

左と右、どちらも坪単価50万円としたら675万円も建築費用が安く住みます。

675万円あればかなりのことが出来るはずです。

また、狭小と言っても必要十分な部屋は確保しているので著しく住環境に影響を及ぼすわけでもないです。

◆デメリット

デメリットとしてはやはり「家の間取りに余裕がない」ことでしょう。

来客が頻繁に会って客間が無いとか、「もう一部屋欲しい」みたいなそんなところです。

そのため、右の配置図では(一応)畑部分に増築できるような余力を持たせました。

余力部分を使って用途に合わせて増築、減築をできるようにフレキシブルな利用をすればデメリットは無いに等しいと思うのです。

675万円も浮いているわけなので増築費用だけでなく、その後に解体って費用まで賄えます。

おわりに

・・・てなことを日々考えているのですが、都会に狭小住宅は合っても、敷地に余裕のある地方で聞かないのはなんででしょう?

「敢えて」狭小住宅を作り、庭に余裕を持たせる。

その「余裕」で将来的な増築や減築も可能にして、いろいろな使用方に対応できる。。。

ってのが金銭面でも、限られた土地の有効活用方法でも最強だと(今は)思うのですが。。。

まあ、そんな提案(?)みたいなことをしてみました。

なにかの「きっかけ」になったら幸いです。

それでは。