下宿についてよくある(ような気がする)Q&A

Q&Aみたいなのがあったら面白いなと思って書いてみることにしました。よくある質問と言いながら別によく質問されるわけではありません。

現在のところ、ウチ宿も閉めちゃいましたし、下宿屋さんオンリーの活動をしております。

そんなわけで篶竹荘第2ペンギン荘についてよくある(ような気がする)Q&Aを作ってみました。

あまり明確な違いが分からないので、下宿屋さん≒シェアハウス屋さんと読み替えていただいても大丈夫です。

もともと下宿屋の建物を使って建築基準法でいうところの「寄宿舎」(下宿・シェアハウスなどはこの部類)をやっているので「下宿」のほうがしっくりくると思って名乗っている感じです。

Q:どんな人が住んでるの?

松本に移住したい人が気軽に引っ越せるようにと始めた下宿なので移住者が大半です。

ただ一時期「下宿は古臭い!」と敬遠されていた価値観が一周したのか大学生もちらほら居ます。

お仕事も決めてくる人もいれば、なんも決まってなくて越してくる人もいますし、正社員もいればフリーターみたいな方もいます。

いろいろです。

Q:何人住んでるの?

防犯上の理由からあまり公にはしていません。何人いるかわからない方が、泥棒とか入ってきにくいんじゃないかという勝手なイメージからです。

(直接内覧された方にはお伝えしています)

Q:なんで浅間温泉なの?

街なか(中心市街地)に近いのに毎日温泉に入れる地域なので。

松本市自体も東京や名古屋へのアクセスがほどよく便利ですし。

そんな地域あまり聞いたことがありません。(だいたい湯仲間みたいな激安or無料公衆浴場があるのは山の中・・・別府温泉とかは街かも?)

Q:コンセプトってあるの?

みんなにとっての「ふつうの暮らし」をなるべくリーズナブルに送ってほしいって感じでしょうか。

「ふつうの暮らし」は日常の延長線上ですので、大々的なイベントをやる!毎晩誰かがパーティをやる!といった感じではなく、日常に彩を添えるくらいに楽しいことができたらいいなと思っています。

やっぱり家は住むところなので落ち着ける感じが一番だと思います。

(偏見があるかもしれませんが)シェアハウスのオーナーならば、黒のスリムフィットのパンツに白のタートルネック、丸眼鏡をかけてインフルエンサーとしての活動もしている。MacbookAirを華麗に使いこなして、時代や地域の寵児としてもてはやされる(完全に偏見でした・・・)のを目指した方がいいのかもしれませんが、絶対に破綻します。

破綻しますし、そんな演技を魅力的に思い住んでくれた方がいたとしたら、お互いに自然体で暮らせないので不幸だと思います。

そんなわけで、ちょっと変わった視点だなとか思われようとも、スタッフの視点で普通の生活、日常を載せています。

その方が、下宿の入居を検討されている方はどんな生活か想像がつくんじゃないかなとも思いますし。

そもそも、マンションのような会社運営のシェアハウスでないかぎり、オーナーの個性が多かれ少なかれ反映されると思いますので、うちはあえてにじみ出る(漏れ出る/抑えきれない)個性を隠さないといった感じです。

Q:空室でました!とかもっと宣伝したら?

なぜか「商魂たくましい」と思われるのが恥ずかしくて、SNSなどでそんな告知をしたことがありません。

SNSではそういった告知よりかは普段の生活が垣間見れるように脚色のない日常を見てもらう方が、うちの雰囲気にあった人が来てくれるんじゃないかな、その方がお互い幸せじゃないかな、と思っています。

まあ、商売が下手なんでしょうね。

Q:ほかのシェアハウスの相場より安いのはなんで?

商売が下手だからだと思います。あと修繕とか維持費、運営費を自前でやることでやり繰りしているからじゃないかなと。

長野県内のシェアハウスの家賃を見てみたところ相場は4~6万円で、そのくらいが適正価格だと思います。シェアハウスは通常、家具家電も揃えていますし、アパートなどと比較しても、「家具家電付き」と「共有部分がある」が相殺されると思うのと、(うちは地域とのかかわりを大事にしているため、長く住んでくれる人を募集しているので違いますが、)一般的にシェアハウスは入退去が激しいので、ふつうに維持管理するとなるとアパートくらいかそれ以上の家賃設定をしないと回すことができません。

それでも、月10~12万円でそこそこ楽しい生活が送れるよう(そんな記事書きました。)に家賃設定をしているので、とりあえず回っているのでやり繰りできている間はなるべくリーズナブルな家賃設定を目指しています。

 

Q:下宿屋さんは不動産賃貸業?

下宿屋さん≒シェアハウス屋さんは不動産賃貸業に見えて旅館とか宿に近いサービス業だと思います。不動産賃貸業というと「夢の不労所得!」といったふうに見られがちですが、見えないところで「めぞん一刻」の音無響子さん以上には働いていると思いますよ。

参考になりましたかわかりませんが今日はこの辺で。

ではでは~。