移住と定住は違う。もっと気軽に気になった所に住んでみよう。

↑松本市浅間温泉にあるちょっとした丘「太子殿」前から浅間温泉街。春は花桃がきれいなところ。

移住と定住は違う

最近、アイキャッチ画像をyoutubeとかのサムネイル画像にありそうな感じに加工するのがマイブームです。

こんにちは。合同会社SumSumの元気な時は饒舌に、当然ブログも饒舌になって勢いで書いてしまう者です。

私はもともと他県出身ですが、現在、長野県松本市浅間温泉の下宿の一室に住み、一住民かつ管理者的なことをしています。

私が信州に移住したのは高校時代山岳部だったからで、単純に「山があるのは信州だしなあ」という理由だけです。そして、しばらく住んでみて住みやすい所だとわかり、そのまま自然と住んでいる感じです。

 

そう。移住と定住は読んで字のごとく違います。

移住は単純に居を移すこと。定住はその地で永続的に住むことです。

「移住」をしたからといって、そこに必ず「定住」しなければいけないわけではありません。

移住してみて気に入らなければ、さっさと他の住みよい街を探せばいいはず。絶対その人にあった住みよい所があると思います。

こんな人いませんか?

◆閉塞的で住みにくい世の中だと思う

毎日通勤電車に揺られて無機質なビルに吸い込まれて日が暮れるまで仕事する。休みの日は誰とも話さなかったことに夜になって気づく。

人より牛が多い所に住んでいて、遊びに行くところと言えば最近できたコンビニのイートインコーナーだ。人より牛と話していることが多い。

「どうも閉塞的で住みにくい世の中だ」

→もしかして、それは世の中ではなく、単純に住んでいる街が自分に合っていないのかもしれません。いろんな所に様々な人が住んでいる以上、都会が合う人もいれば、田舎が合う人、海が好きな人や山が好きな人がいるはずです。

◆移住したくても引っ越しする資金や余裕がない

「引っ越ししようと思ったけれど、見積もり金額見てみたら思った以上に高額だった」「引っ越したい家を見つけたけれど、そこに合った家具家電を揃えるとなるとお金が足りない」「そもそも引っ越ししている時間や余裕がない」

→そういう需要があるからこそ費用や労力を抑えて気軽に移住ができ、その日からふつうの暮らしが送れる「シェアハウス」が人気なのかもしれません。今やそれなりの街にはシェアハウスが数軒必ずと言っていいほどあります。(ウチはやっていないのですが)多くのシェアハウスはポータルサイトに登録していて一括検索で探すこともできます。

◆山村に住みたいけれど情報がない

「移住したいけど、街に住みたいわけじゃない。もっと田舎。農業したい。なんなら山に自分で小屋作って自給自足な農的暮らしをしたいんだ」

(そういえば小屋についての記事も書いてました。「小屋を作る/小屋に暮らす」)

→これはちょっとワンクッションおかなければならないですが、住みたい「山」の近くに一度住んだ方が情報が入ってきやすいような気がします。山の近くの地方都市に住んで、立地や利便性や暮らしぶりを想像してみて、その地方の山に住むイメージを持ったほうが失敗しなくて済みそうです。

→おそらく地方の街に住むのは一時的でしょうから、これも家財道具が少なくて済むシェアハウスに住んで山や農地を探してみるのがいいと思います。

→実際にしばらく住んでいると「畑借りない?」とか言われたりします。

もっと気軽に移住してみよう

◆自治体も移住を促進している

人口も減り始め、どこの自治体も人の取り合いになってきています。人口が減れば税金が減り、公共サービスの低下が免れないからです。(国レベルではなんで人口減少にそんなに危機感を覚えていないかわかりません)

「移住」という転入者を増やすための入口を広くしていますから、いろいろな特典や就職などの支援に力を入れている自治体もあります。

長野県の中信地方でいうと松本市のお隣、塩尻市がどこよりも最初に人口減少に危機感を覚えて力を入れている印象があります。

その特典を使うという手もあります。たいてい特典を受けるには「5年は絶対住むこと」みたいな制約があったりもしますが、そもそもそういった特典は棚から牡丹餅、もらえたらラッキーな部分と考えて、それが一番の理由で移住するのではなく、そして住んでみて合わなければ次を探せばいいと思います。

移住者の間口を広げることに躍起になっている自治体が多い気がしますが、中(街の魅力)をよくすることや、出口(転出)の原因を知るのも自治体の仕事ですから気にすることは無いと思います。

◆まずは2~3年のつもりで住んでみよう

とはいえ、その街のいい所、悪い所を知るには2~3年は住むつもりでいた方が、本当の暮らしぶりを知ることができていいと思います。(どうしても合わな過ぎれば仕方ないですが。。。)

例えば、その夏、異常にじめじめして暑かったとして、そのワンシーズン過ごしただけで「あの街は湿度がヤバくて、住みずらい」というのはちょっと違うような気がします。それが2~3年住むと「その街の通常運転」が分かってくるので、そのいい所、悪い所を考慮して、改めて長く住んでみたいか、他を探すかを考えてみたらよいのではと思います。

◆もっと気軽に移住して、暮らしを楽しんで

なんか書いたのを見返してみて、今回の記事はあやしいインフルエンサー感が出ているのに気がつきました。。(ものすごくシャイな性格なので)基本的にこういう文章はこっ恥ずかしいのです。そして、必ずこうやって言い訳をしてしまうんですが、そんな私も含めて誰もが快適な暮らしがしたいと思っていることは間違いないはず。

今の暮らしが快適じゃないのはもしかしたら本人の問題ではなく「その街」の問題なのかもしれません。

違う街に移住してみたら、今まで当たり前だと思っていた苦痛なことが実は違ったということがあるかもです。

もちろん、国内だけでなく、国内より労力はかかるかもしれませんが、南国のゆったりしたところに住みたいとか、そういうことでもいいと思います。

 

ちょっと生きづらいなと思っていたら、今いる環境が合わないだけなのかもしれません。

もし、この記事を読んで新しい一歩を進める人が一人でも現れてくれたら幸いです。

ではでは~。

(インフルエンサー・談)