移動式住居で色んなところに住む方法を考えてみる

↑下宿(シェアハウス)篶竹荘正面。レトロなシェアハウスです。(ブログの一番上では松本市や浅間温泉の写真を載せています。)

移動式住居で色んなところに住んでみたい

◆旅行が好きなので。。

本当にその街のいい所や悪い所を知るには2~3年住んだ方がいいと思っていますが、移住でなく旅行の範囲で考なら1~2週間、どうしても無理なら連泊を最低基準にしたいと思っています。もしくは気に入りそうな街を拠点にいろいろなところに行くとか。。

例えばタイにひと月ほど行っていた時は過ごしやすかった北部のチェンマイを拠点として、チェンライやパーイ(温泉がある)などから、もういっそのことバンコク戻ればいいんじゃない?と思われるスコータイやアユタヤいった後もわざわざチェンマイに戻って一泊して、また違う街に行って、、というのを繰り返しました。

インドの場合でいうと、バラナシをそんな感じの拠点にしてネパールとかを往復しました。

そうやって同じ街で何回も過ごすと、その街のいろいろな表情が見えてきます。

それの長期版。年単位の「住む」感じでいろいろな街を移動して暮らす方法が無いものか考えてみようとふと思い立ちました。

 

◆生活の質は普通の家並みに

ただ、普通に考えたらシェアハウスとかアパートを転々とすればいいじゃん。となるわけです。

でも、家族がいたらどうでしょう?

求める理想はもっと高くしたいのです。

もっと、ちゃんと、「しっかりとした拠点」を移せるような方法が無いもんだろうかといつも思っています。

言ってしまえば住み慣れた一軒家ごと持っていけるようなことが出来ないかどうかってことです。

それも比較的安価に(家ごと引っ越しで100万円以内/回が理想です)。

当然、金にモノをいわせれば、同じ間取りで各地に同じ家を建てればいいのですから、ちょっとそれは違うわけです。

とはいえ普通の家並みに断熱とか住環境は落としたくない。広さも普通の住宅レベルは無理までも、キャンピングカーとか車中泊やテント泊ではない。

で、気になっているのが「移動式住居」です。トレーラーハウスとかコンテナハウスとかゲルとか。。それなら安価に家ごとお引越しできるのではないか?と考えました。

ちょっとそのあたりに希望をもって見て行こうと思います。

◆その前に一応「建築基準法」の話をば。

さて、各地に家をもって移住できるという「移動式住居」。ちょっと面白そうだなーと思うのですが、建物に対する法律である「建築基準法」上はどうなってるんでしょうか?

土地にコンクリートなどの基礎があって、基礎にその構造物がくっついていたら「移動できない」ので建築物になるというのが基本的な考えです。

ただ、法律ってものは「遊び」部分が多いというか「解釈の仕方」が多いというかで、建築指導課がある自治体ごとに「めちゃくちゃ厳しい」ところや「比較的寛容」なところで全然運用が違ってきます。

場合によっては「エアコンがあれば地面にくっついているんだから、建築物だ」とか、「下水が繋がってれば・・・」「電気を引いていれば・・・」とか言われてしまう自治体もあるわけです。

そうなると移動式住居も「建築物」とみなされ、いちいち確認申請をするか「型式適合認定」などを受けた移動式住居を利用しなければいけなくなります。

そうなると、「気軽に家ごと移住」も「リーズナブルに家ごと移住」(適合認定を取るために会社がお金をかけるので、製品そのものが高くなる)も難しくなります。

ただ、それは自治体ごとの判断なので、「街の発展に寄与するから、ゆるい運用で行く」みたいなところもあるのでそう言ったところを事前に調べて移住していくってのが現実的だと思っています。

※例えばですと、長野県では長野市は比較的緩やか。松本市はめちゃくちゃ厳しい傾向があります。古民家再生など本来は建築基準法上「用途変更」が厳密には必要だったりするのですが、問題であった空き家が減るというメリットが大きかったために、よく言えば長野市は「見ぬふり」をしてくれたのです。おかげで街が賑やかになりましたし、その後、世の中の流れは「緩和」の方に進みました。(用途変更が必要な手続きが100㎡→200㎡(2019年))

このあたりが実現可能なところ?

◆【家を運ぶ感じ】トレーラーハウス

キャンピングカーではなく家をまるっと運ぶ感じです。トラックが運べる細長い形に作られた家に台車を付けることで各地を移動することができます。ただ、各地でインフラ(上水・下水・電気など)に接続することが必要なので、移動させる費用と、新たな土地でインフラを整備するのに100万円くらいかかるんじゃないかと見積もってみました。(適当です)

◆【部屋を運ぶ感じ】コンテナハウス

トレーラーハウスが家をトラックで運べるように作るのだとしたら、その逆で、トラックが運んでいるコンテナを家にしちゃおうって考えです。コンテナは非常に頑丈な作りになっているので、断熱や結露対策などをしっかりとすれば快適に住むことができそうです。ただ、こちらもスタンドアローンで成り立つことができません。移動先でインフラに接続するか、逆に建築物として基礎の上に固定させてしまうかです。

固定させる方法は安価に定住するための家を建てる手法として注目されていますが、ここはあくまで家を運んで各地に住むことを考えているのでナシな話です。

◆【最有力】ゲル

直径4m~6mの解体できる「丈夫な」テント。もともと寒いモンゴルの移動式住居なので、毛布などをぐるぐる巻きにすることで断熱もそれなりだと思っています。重量は1軒あたり2~300㎏とのことで、まあ畳んだ後の大きさは調査不足ですが、重量だけでいえば軽バン(最大積載量350㎏)でも運べてしまいます。

何より折りたためないコンテナハウスやトレーラーハウスとは違い、コンパクトにできる点が魅力的。

ただ、そうは言っても結局のところ単独ではインフラが整っていません。インフラにつなげない場合は、テント泊をもう少し快適にしたような生活になってしまうため、その点では他の移動式住居と同じです。

他力本願だとすればのアイデア

じゃあ、そういった仕組みを作ってしまえばいいんじゃないかと思いました。

簡単に言えば、

①ゲルまたはトレーラーハウス、もしくはコンテナハウスをある程度規格化(出入口の場所など)

②全国各地に下のようなコア建築物(水回りがすべてついている)が建っている土地があり、移住先ではそれを借りる。

③広く住みたい人は複数のゲルを核に直結できるし、一つのコア建築物をシェアして住んでもいい。

220224zumen

みたいな感じの施設があったらもっといろんなところに住みやすそうな気がしているのですが、どんなもんなんでしょう。

初期費用は最低でゲル一つ80万円というページを見つけたので家財道具も含めて100万円。

引っ越し費用はゲルなら解体できるのでそんなにかかりません。

あとは「架空の会社」が全国各地に用意してくれた土地のコアに隣接して建てるだけ。「架空の会社」が用意してくれた土地は地方都市のちょっと郊外ですので、土地代は安価。建設費用はコアを建てているだけなので賃貸料は1箇所2~3万と安価(できるのかわかりませんが)

 

「一度最初の移動式住居を購入してしまえば、賃貸住宅を借りて住むより安い」

 

あたりに「架空の会社」としても活路があるのですがどんなもんなんでしょう?

今回は夢と妄想も含めました「移動式住居で色んなところに移住して暮らす」方法が実現できないか考えてみました。

 

それではではー。

 

※完全に勝手な夢で、大した精査もしていなく書き連ねています。ご承知おきください。

※ただ、そんな話するの大好きなので、もっと詰めた妄想話を一緒にしてくれる人がいたらうれしいです

※なんかYADOKARIさんが似たような感じのことやってますね。