温泉街に住む~日常に温泉がある暮らし~

◆住宅地という特徴ももつ温泉街

以前の地図の転用で申し訳ないのですが、合同会社SumSumのある長野県松本市の温泉街・浅間温泉は観光客が訪れる旅館街という特徴の他に、半径1㎞以内に3000人がコンパクトに住む住宅街としての特徴を持ち合わせています。

これは24万都市である松本市の中心市街地から3~4㎞というなんなら自転車圏内というアクセスの良さというのもありますし、最近宅地開発が進んできたという一面だけでなく、松本城主の奥座敷として使われてきた江戸時代からふつうに住民が暮らすようなエリアとして街が形成されてきました。

そのため、旅館街と住宅街の比率が他の温泉街に見られない比率(住宅街としての側面が強い)という、「住むための温泉街」という特徴が浅間温泉にはあります。

長野県内ですと上諏訪温泉とか下諏訪温泉が浅間温泉に似ているかもしれません。

県外ですと別府市とかもそんな感じかもです。別府市の規模は圧倒的ですが。

さて、そんな住民が多い温泉街ですので、多くの温泉街が持つように湯仲間と呼ばれる共同浴場が浅間温泉にもたくさんあります。

これは温泉地によりますが、浅間温泉の湯仲間は1ヶ所を除いて全て完全会員制。温泉地によっては宿泊客に開放したりしているところもありますが、これは住民の比率が高いということが起因しているかもしれません。

住民が少なく、旅館の比率が多ければ、自ずと住民も旅館関係に従事している人が多くなるため、宿泊客増加を狙って共同浴場を宿泊客にも開放する・・・って流れに多分なりますから。

どちらがいいとは言えませんが、住む人にとっては完全会員制は快適です。

知っている人しか入らないわけですから。

雰囲気的には何軒かで家のお風呂を持っている感じです。

昔の農家みたいにお風呂が外にある、みたいな感じで、外の自分のお風呂に入りに行く感じ。

そんな暮らしが浅間温泉では日常、ふつうの暮らしになります。

日常に温泉がある暮らし。これって結構贅沢です。万年湯治をしている感覚に近いかもしれません。

湯船にお湯を溜めることなく、いつでも好きな時にお風呂(温泉)に入ることが出来る。

しかも、天然で加温、加水をしていないのでガス代も水道代もかからず、安い!!

そんな温泉街が山奥にあるわけでもなく、松本市の市街地に組み込まれている。

温泉に浸かった30分後にイオンモールでショッピングすることも可能なのです。

ある意味多くの人にとっては温泉のある暮らしは非日常かもしれません。ただ、実際に住み始めてみて、毎日温泉に浸かっているとそれが日常の、ふつうの暮らしになってきます。

その感覚がとても心地いい。

その土地に根差すにはまずその土地の水に慣れろ、みたいなことを言ったりしますが、温泉に慣れる、親しむといった感じでしょうか。浅間温泉は。

そんな日常的に温泉に入れる浅間温泉。

何がいいって単純泉ってところだと思います。

これが「中心市街地に近いふつうに暮らせる温泉街(ただし硫黄泉)」だったとしたら、ちょっと出かける際にお風呂に入るのためらっちゃいます。

ああ、あいつあそこの温泉街に住んでんな・・・って匂いでわかっちゃいますから。

温泉と言ったら白濁の温泉の方が入った気になりますが、日常的に入るなら単純泉が絶対にいいと思うのです。

こんな好条件に恵まれた浅間温泉。

先日書きましたが、住む場所としてまだ、再発見されていなく狙い目だと思っている次第です。

ってことでちょっと浅間温泉の良さを書いてみました。

移住先の候補にひとつ検討してみてはいかがでしょうか??

 

~ほかにも記事書いています!~

▶合同会社SumSumおしらせ・読み物

→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。

→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。

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「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。

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