古民家が好きだけれど・・・。空き家の税金が上がるって話。

◆空き家の税金が6倍になるとどうなるんだろう??

なんか、空き家の税金が上がるかもしれないんですってね。

根拠の法律は「空家等対策の推進に関する特別措置法の一部を改正する法律案」(国土交通省)ってことらしいですけど、これまでは「特定空家」の場合だけ固定資産税の軽減措置が無くなるって話だったのが、将来「特定空家」になりそうな「管理不全空家」でも軽減措置が無くなるかもって話らしいです。

ふつうに使われている住宅が建っている場合の固定資産税は面積にも寄りますが1/3~1/6の軽減措置がされているので、それが無くなるってお話です。

ちょっと前から「空き家の税金が上がるらしい・・・」となんとなく知っていたのですが、臭いものには蓋をするようにインボイス制度と同様に見て見ぬふりをしてきました。

(インボイス制度、全然意味が分からない・・・どうすればいいのでしょう??)

さてさて、この固定資産税の軽減措置が無くなるのは、空き家といってもすべての空き家でなく、特定空家や管理不全空家においてみたいですけど、これらによってどんな感じになっていくのでしょう?

どうせ軽減措置が無くなるなら壊して駐車場にしちゃおう!ってなるのか、毎年税金払うくらいなら売っぱらっちゃおう!ってなって不動産の流動性が高まるのか、どうなるのか素人考えなので想像がつきませんが、気になっているのは古民家とかってどうなるんだろう?ってことです。

例えばこんな建物は管理不全空家になっちゃうのでしょうか?

わかりません。

でも、なるんだったらこの法律反対だー!!とはなりません。

少なくとも管理不全空家になるということは活用されていないってことだと思うので。

要は使われていなくてどんどん朽ちて行き、行きつく先は特定空家・・・みたいなのが管理不全空家になるのだと思います。

この法律が施行されたら管理不全空家予備軍の中には更地にしてしまったり、売ってしまったりすることが増えるかもしれません。

個人的には古民家が好きで、古民家を直して使ったり住んだりしたい派なのですが、売ってもくれないし、貸してもくれない古民家は結局のところ朽ちて行くだけですので、空き家問題が深刻化する昨今の状況では軽減措置の撤廃はやむを得ないことのような気がしています。

だけれどそれは管理不全空家だった場合のお話。

そうなる前に古民家の持ち主が売ったり、貸したりしてくれれば、税金も上がらないし、古民家が活用されて、古民家好きにとってはウィンウィンな関係に。

なので、この法律の改正で「古民家の流動性が高まる」という一点にかけてみたいと思っています。

ただ、古民家はやっぱり「古」民家と言うくらいなので、耐震基準を満たしていなかったり、老朽化や腐朽化で素人目にはわからない危険を孕んでいるのでそのリスクを考えるとスクラップアンドビルドをした方が安全性は担保できるんだよなあ・・・というもどかしさがあります。

安全性の担保もできる古民家再生とかってないのかなあと思ったり。

古民家再生は建築基準法でもなんとなーくグレーゾーンな気がしてます。だって新築同様の耐震基準を満たすとかなんて絶対無理ですもん。同じく環境性能(?)みたいな感じで断熱性能を新築同様にするってのも無理です。

そんなわけで確認申請を通さず小規模な修繕みたいな感じで古民家は再生されているような気がします。

む、難しい。

古民家は一度壊されたらおしまいです。もう復活することはありません。古き良き魅力ある建物でも壊されたらそれっきり。だったら残していきたい。

でも新築の方が安全で場合によっては安い。。

うーーーーん・・・このもどかしさ。。結局グレーゾーンで、危ないけれど、古くて素敵だし、安く買えるし、既存不適格ってことで違法でもないし、使えるまで使って行こう・・・って言う延命措置的な考えになるのでしょうか?古民家活用の場合。

空家の固定資産税が上がるってことで、好きな古民家の行く末について考えてみました。(でも答えが出ませんでしたよ。でも古民家が流動的に不動産市場に出回るとかいい方向になってくれたらいいな。)

と言うより、そんなこと考える前に、インボイス制度について税理士さんにお願いして経理をやってもらうとか、そういうことを考える方が会社としては先決かも・・・本当にヤバいです。そっちの方が心配になってきました。インボイスぜんぜんわかりません。うわ~

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