下宿屋・シェアハウス・間借りの良さを見直そう。

◎またシェアハウス?って思うことが増えてきました。

◆運営的に楽で高収益と思われているシェアハウス。

シェアハウスは日本シェアハウス連盟の調査で2021年度の施設数が5000軒を超えたとのこと。

オーナー・投資家目線

シェアハウスを投資家目線で考えてみるとアパート・マンションなどよりも、狭い面積に住民を詰め込むことから収益性が高く、部屋数が多ければ民家でも可能。

場合によっては狭い民家でも、個室に複数人数を住まわせることで高収益ができる賃貸のかたちだと思われているキライがあります。

それでいて維持管理はアパートのように管理会社などに丸投げしてほったらかしでいい・・・と思ったら確かに気軽にシェアハウスを始めてしまうのも分からなくはありません。

住民・借り手目線

また、借り手目線ではアパートを借りるよりも家具家電がついていてさらに安価で借りられるところもあり、住民にも金銭面でメリットがあります。

逆に高い家賃のシェアハウスもあり、こちらはコンセプトがあったり、交流を促す仕組みなどがあり、こちらはきちんと管理している分、家賃はアパートかそれ以上に高い傾向にありますが、「つながり」を求める人たちにとって需要があります。

◆低質化または高価格帯への流れ。

下宿・シェアハウス・間借りはサービス業

下宿・シェアハウス・間借りは普通の賃貸住宅と違って人とのつながりが重要視される傾向にありますから、売り上げは家賃、その対価としてのサービスは住居の提供+生活全般へのサービスとなります。

「生活全般へのサービス」とは弊社が提供したいと常々思っている「ちょっと楽しいふつうの暮らし」を提供することにほかなりません。

二極化が進むシェアハウス

かつてシェアハウスと言えば「リーズナブルに借りられて」「一人じゃないので寂しくない」が基本事項だったような気がします。

そのバランスが心地い家を提供していました。

が、昨今の流れでは

●「とにかく雨風凌げればいい」タイプのとにかく安いシェアハウス

または

●「付加価値を加えまくる」タイプの高収益化を狙った高価格帯のシェアハウス

に分かれてきたような気がします。

なんだか心配です。

シェアハウスや下宿の良さは「安くておいしい食堂」みたいなのが売りだった気がするのですが、「まずいけどとにかく安い食堂」か「創作料理を出す高いレストラン」みたいになってきました。

◆でも過剰供給かと言ったらそういうわけではない。

そんな二極化&過剰供給に見えるシェアハウス業界ですが、本当に過剰供給かと言われたら調べてみるとそんなことも無い、ということが分かりました。

総務省統計局「平成30年住宅・土地統計調査 住宅数概数集計」によると国内の総住戸数は約6000万戸。

一方、シェアハウスはわずか0.5万戸です。

率にしてシェアハウスが総住宅戸数に占める割合は0.008%

全然、過剰供給ではありません。

それでも、メディアなどでシェアハウスが取り上げられるのはまだ「ブームの域」を出ていない証拠ではないでしょうか。

◎下宿・シェアハウス・間借りは定着するか。

◆メリット・デメリットはある程度知れ渡った。

二極化している傾向のシェアハウスではなく、本来あるべき姿の下宿・シェアハウスで考えると、ある程度、共同生活によるメリット・デメリットは一般に認知されてきている気がします。

メリットは先ほども言った通り、「リーズナブルに住めて」「一人じゃないから寂しくない

デメリットは運営者がどれだけちゃんと管理しているかに寄りますが、あまりうまく行っていないところだと「共同生活なので住民同士のトラブルが発生することがある

と言えそうです。

◆普遍的なものになるかはこれからの10年によるか。

同じように、一軒家でもアパートでも、マンションでも、そして持ち家でも住むことによるメリット・デメリットはあります。

その中に下宿・シェアハウスが選択肢の一つとして定着するかは今後10年で決まるのではないでしょうか。

まだ「ブームの域」を脱していないシェアハウス業界

「とにかく安い」または「付加価値による高価格帯」の二極化

を見直し、本来ある下宿・シェアハウスの良さを最大限引き出した施設が増えてくることで、賃貸の形の一つとして確固たる地位を得られるような気がしています。

◎見直される「ゆるいつながり」

下宿・・・はもとからあった賃貸形式で一度廃れてしまったわけですが、シェアハウスはこれまでアパート・マンションという賃貸のかたちでは提供できなかった「ゆるいつながり」を提供することに成功しました。

これはまさにブレイクスルーです。

「住居を貸す」という域を脱し、「つながり」も提供することに成功した下宿・シェアハウスはこれからの時代に必要なものだと考えます。

晩婚化や、生涯独身率、雇用の不安定化などによる新しい生活スタイルが増えていく中、シェアハウスは幅広いカテゴリーの人を受け入れられる可能性があるように感じています。

私たち合同会社SumSumも下宿・シェアハウスの運営に携わる端くれとして、アパート・マンションに住むだけでは賄い切れていなかった幅広い層へ「ちょっと楽しいふつうの暮らし」を提供出来たらと考えています。

・・・。

適当に書くつもりが、結構真面目な「これからの下宿・シェアハウスのあり方」みたいな話になってしまいましたが、今回はこんな感じで。

ではでは。

◎↓↓↓長野県や松本での「暮らし」をもっと知りたい方は↓↓↓

◆テーマは「移住」「ふつうの暮らし」「日常」などです。

篶竹荘」や「第2ペンギン荘」でもブログやったり、InstagramやFacebookをやったりしています。

同じような人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、信州・松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」とか「日常」をメインテーマとして書いています。

併せて読んでいただけると、より長野県や松本でへの移住、そして暮らしが立体的に知っていただけると思います。

(と、言いますかSumSumの「お知らせ・読みもの」だけが異質です。よくたどり着いてくれました。ありがとうございます。)

合同会社SumSumおしらせ・読み物

→もっともカタい文章を書いています。

→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。

→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。

→自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになれば。

→「会社のサイト」だから一番真面目に書かなきゃ・・・と思って「他よりは」根拠になる資料を探しているつもりです。

篶竹荘「ブログ

「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。

→ブログの中ではもっとも「素」です。

第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ

→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる「てい」で書いています。

→一番DIYについて書いているかもしれません。

→ちょっとおふざけしています。

→一番楽しんで書いているかもしれません。

→第2ペンギンはこんなやつです→(調子に乗ってラインスタンプも作りました。)

▶Instagram「第2ペンギン荘

→第2ペンギン荘のInstagramです。

→女子目線の信州・松本・浅間温泉の移住暮らし。

Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)

→篶竹荘と第2ペンギン荘のInstagramです。

→篶竹荘に住んでいるので篶竹荘の投稿が多め。

→個人的な趣味を投稿するあまり「大外れ」することも。