◆東山山麓エリア
松本市には”東山”という概念がある。
北アルプスを西山とした場合、その反対の美ヶ原高原から八ヶ岳へ続く山々の麓にあるエリアのことである。
だいたいであるが上記の地図のとおり、浅間温泉(もしかして三才山も?)あたりから美ヶ原温泉、里山辺、山辺、三城、神田、中山を通って塩尻へ抜ける。
一部、東山山麓線とそのまんまの名前が付いた県道63号線が通り、またかつては「しののめの道」とかとも言われていた。
松本市民ならお馴染みの南北を縦断する抜け道でもあるし、中心市街地周辺ということもあり、住宅地と言う側面もある。
そんな東山山麓”エリア”であるが、その中には浅間温泉、美ヶ原温泉、扉温泉、場合によっては横田温泉、そして崖の湯温泉など温泉地があったり、それぞれの点で個性があるのだが、「エリア」として捉えるとまた楽しいかもしれないと思ってこの記事を書いてみたのである。
浅間温泉、とか、美ヶ原温泉、とか地点ごとに考えないで東山山麓エリアとして考えると、全体的な特徴は以下のとおりである。
①松本市街地の先に北アルプスを望む立地で景色が良い。
②中心市街地の周辺に位置しているので街中へアクセスがしやすい。
③美ヶ原高原や高ボッチ高原を始めとした自然へのアクセスが良好。
④温泉が東山の麓に点在する。(浅間温泉、美ヶ原温泉、横田温泉、扉温泉、崖の湯温泉)
⑤街と田畑のバランスが程よく、住環境がいい。
こんなところ。
あー、松本の東山山麓っていったらこんな感じだよねーといった風景は↑な感じである。
これは里山辺とかそのあたりだけれど、東山山麓沿いを走っているとだいたいこんな風景である。美ヶ原温泉から浅間温泉へ抜ける道もそうだし、中山あたりもそうだし。
けっこう魅力的ではなかろうか。
こんなんだし。
こんなところに知る人ぞ知る定食屋さんとかあったら素敵である。個人的に。街中タイプでない個人店とかぽつぽつとあったら絶対楽しい。
ってことで、ただでさえ魅力的な東山山麓がどうしたらもっと魅力的になるか勝手に考えてみた。
①東山山麓の各地点へ松本駅から放射状に延びるバス路線の終点を縦断的に結ぶ路線を作る。(多分これは実現性がかなり低い。そういう概念、旅の仕方があるよ・・・っていう考え程度に)
②個性のある素敵なお店の誘致。(東山山麓って面白いエリアがあるんだ・・・というエリア全体での周知。)
③住宅地と観光地のバランスを意識する。(各温泉、松本市球場、かりがねサッカー場、美ヶ原高原、三城、松本民藝館、山辺学校、山辺ワイナリー、林城、弘法山、牛伏寺など東山には案外いろんな訪れる場所、拠点がある。)
④東山山麓というエリアを意識して各拠点が連携する。
こんな感じだろうか?
松本市で言えば、お城を中心とした中心市街地、北アルプス方面の上高地、乗鞍、奈川、白骨温泉などは割と観光地として活性化させていこう!的に思う人は多いけれど、東山山麓もかなり魅力的だと思うのである。
それぞれ浅間温泉とか美ヶ原温泉とか点にしかなっていない現状を線として、面としてつながればすごいことになりそうだ。
ただし、住宅エリアでもあるので、訪れる人と暮らす人それぞれが楽しめるようなバランスは考えた方がいいけれど。
そんなわけで個人的には最近、旧・四賀村、浅間温泉、東山山麓エリアがアツい。
街中ではもう10年以上になるけれど、お城の北(旧カンデラゲストハウス、現またたびあたり)、深志神社周辺、松本駅の西側が気になっている。街中は普通に人気のエリアだからいつの間にか色んな素敵なお店ができて来たけれど。
そんなわけで、圧倒的な北アルプスに押されがちな松本市の山、東山山麓について書いてみましたよ。
北アルプスに行くのもいいけれど、東山山麓から眺めるのもいいかもですよ。
そんなお話。
~ほかにも記事書いています!~
合同会社SumSum「おしらせ・読み物」
→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。
→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。
篶竹荘「ブログ」
→「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。
第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ」
→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる「てい」で書いています。
→調子に乗ってラインスタンプも作りました。
Instagram「第2ペンギン荘」
Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)」