移住したい人に魅力を伝える、人口を増やすという間接的なまちづくり。

◆SumSum的まちづくり

ふう。能力・才能・やる気がない割には頑張ってると思うんだけどなー。SumSum.LLC。

合同会社SumSumは一法人であるけれど、まちづくり会社だと思って作った。思って作ったけれどあんまり言ってない。外見はシェアハウス屋さんである。

会社だからそりゃ、食べていくための利益は必要だけれど、それよりも楽しい街になっていくことに注力していきたいと思っている。

そのせいで、食べていくための利益が出なくて悩んでいるってこともあるのだけど。

それでもやっぱり自分が住む街が暮らしやすくなるのは素敵なことだ。

SumSum的なまちづくりは間接的なまちづくりで即効性がない

街の一番の資源は人である――という思いから地域に人を増やそうという感じのまちづくりである。非常に間接的だ。

多分、松本市役所の移住推進課もウチの活動なんか把握していないと思う。

まったくアピールしてないもん。

地域づくり課もしかりである。地域づくり課は公民館みたいなもので、地域を活性化させる活動を応援するのも仕事のうちであるが、配属されるほとんどの人は地域に愛着も無いし、やる気も全くない人が多い。たぶん波風立たずに次の異動を待っている人たちが多そうな印象だ。だから新しい計画やプロジェクトをもって行くと露骨に嫌な顔をする。

人事異動があるので四月に改めて連絡する・・・と言っていたのに連絡がきたのは六月下旬で、「来月の〇〇に出席してください」と一方的に予定を入れられたこともある。

松本市は地域づくりセンターというのが作られて、まちづくりの最前線に立つ組織として作られたわけだが、その源流である公民館からの流れを汲んでいてなんか基本的にあんまりやる気のない職員が配置されるようである。それで各地域の特色を活かしたまちづくりが出来るんですか?松本市よ。

また、5年くらい前に移住推進課の前身みたいなところから連絡があり、その頃ゲストハウスをやっていて、積極的にゲストハウス→移住→篶竹荘という流れを作っていたのだが、「あなたたちも移住者を受け入れませんか?他のゲストハウスはみんなやってますよ」と言われたことがある。

何年もやってるのに・・・。

ちょっと愚痴っぽくなってしまった。檄である。檄ってことにしよう。公務員だと街が衰退しようが産業が衰退しようが自分の生活が脅かされることはない。なので、無意識的に本当に地域を良くしようという熱意が足りなくなりがちだ。民間と比べて。なので、自分たちはそうなりがちだ・・・と意識をもって、自分の持ち合わせている地域貢献の気持ちの数十倍の気持ちで挑んでもらいたいと思う。熱意足りないよ。松本市さん。全く。

ふう。。SumSum的まちづくりは目立たない。SumSum的まちづくりは積極的にアピールしない。

プレゼン力が非常に弱いのである。

そりゃあ、社会のお役に立ちたい!!という思いで会社をやっているけれど、功名心だってあるんです。やっぱりある程度は人に認められたいわけなんです。

でも、プレゼン力が弱いのである。

これは性格上どうしようもないことだ。残念ながら。

ウチのシェアハウスは現時点ではシェアハウスポータルサイトにも載せてないし、ジモティとかで空室が出たら、積極的に入居者を募集もしないし、SNSでもしかり。

これはアピール力が決定的に欠けているということもあるけれど、自然にウチの存在を知ってくれた方の方が、たぶんウチやウチの住民と仲良くやって行けるんじゃないかという思いもあるからだ。

でも、目立たない。

SumSumの中の人”ぽん”は学生時代に「シャイな目立ちたがり屋」と言われたことがある。的をすごく得ていたので今でも覚えている。

頑張ってるからにはけっこう人に認められたいかまってちゃんなのである。

でも、シャイなので目立つことが出来ないのでコツコツタイプのシェアハウス運営をしているし、コツコツタイプのまちづくりで地域に貢献しようと思っている。

シェアハウスも行政とかにアピールしたり、補助金をばんばん投入してもらったりみたいなことが苦手なので、仕方がないので、逆手にとって「ふつうの暮らし」を積極的に伝えていくことにしたのである。

間接的なまちづくりである。

◆間接的まちづくり

「まちづくり」「地域の活性化」というとふつうは即効性のある程度高いこと、費用対効果の高いことを実行させる。

その方が効率がいいからだ。

たとえばその地域の特色を活かした施設や町並み、イベントなどを開催したり、それを積極的に発信するSNSや動画を投稿したり。または、一般人というよりは、ある程度他の地域で著名なお店や人にだけ魅力を伝えて移住してもらう・・・みたいなのもあるだろう。

一方、SumSumは「ふつうの暮らし」を標榜している。

地域の特色をアピールするのは変わらないけれど、自然な流れで行きついた割と現状の町並みを愛しちゃったりして、積極的に街に関わっていくようなタイプや松本で一旗揚げたい・・・みたいな人というよりは、単純に松本が好きだから移住したいくらいの感じの人に来てもらいたいと思っている。

松本で「なにかをやりたい!!」って人は自分たちでも十分情報を得て、行動し、実現できると思っている。

それよりも「松本好きだなー。住んでみたいなー」って人を応援したいのである。

結果的には「なにかをやりたい!」人がお店とかを開業したとしても、利用するのはふつうの人たちである。どんな人でもたくさんの人が街に住んでいるということこそが、まちづくり、地域活性化の根本的な資源になると思うのだ。

なんとなく松本に住んでみたい。特に何かをしたいわけでは無い。住みやすそうだから。

そのくらいの温度の人を応援して、まずは引っ越しのハードルが低いシェアハウスに住んでみて、気に入ったらちゃんと仕事を探したり、やりたいことが出来たら、そういう物件やサービスを探したり、立ち上げたりしたらどうですか?・・・みたいな感じなのである。SumSumは。

合同会社SumSumは長野県松本市の温泉街・浅間温泉にある会社である。立地・環境・文化などの面で浅間温泉が全然元気がなかった頃からその魅力に気が付き、「篶竹荘」と「第2ペンギン荘」というシェアハウスをやっているシェアハウス屋さんである。

住んでいる人たちは、松本で「ふつうの暮らし」を楽しんでいる人たちが多く、一旗揚げたい!!みたいな方は少ないかもしれない。「いつか」一旗揚げたい!って感じだ。SumSumはそういう人を応援したいのである。

SumSumの活動はたぶんかなり遅効性のまちづくりだと思っている。

だけれど、楽しい街にするには絶対に必要なこと、じわじわと効いてくる活動だと信じている。

これからも目立たないけれど、移住したい人にこっそり街の魅力を伝え続け、人口を増やす・・・という間接的なまちづくりをしていきたいと思っている。

多分、これがSumSumが社会に求められている活動だと信じて。

でも、松本市や長野県さん・・・出来ればこういった目立たなくてもコツコツやってるタイプの団体も見つけて応援してくれませんかね・・・。行政って案外ミーハーだから声の大きな人を応援しがちで丁寧な活動している人たちないがしろにしがちな気がするんですよ。。。

(ああ。行政への愚痴ばかりになって自己嫌悪になりました。この辺で辞めます。)

~ほかにも記事書いています!~

▶合同会社SumSumおしらせ・読み物

→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。

→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。

▶篶竹荘「ブログ

「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。

▶第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ

→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる「てい」で書いています。

→調子に乗ってラインスタンプも作りました

▶Instagram「第2ペンギン荘

▶Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)