「空き家」と「新築の住宅着工数」と「人口減少」と「高齢社会」

前口上

◆こんにちは。

こんにちは。合同会社SumSumの「読み物」を書いているものです。日がな一日を暇に過ごしている今日この頃です。

下宿(≒シェアハウス)である篶竹荘第2ペンギン荘を長野県松本市の浅間温泉という温泉街でやっている関係から「下宿」「シェアハウス」「暮らし」「日常」「松本」「長野県」あたりで「読み物」を書こうかと思っています。

いろんなライフスタイルの人たちが快適な「ふつうの暮らし」ができて「日常」を過ごせたらいいなと考えています。

とはいっても小さな小さな吹けば飛ぶような会社。

実践できているのは下宿屋さんだけです。

なので、せめてなんか思いついたことを書き殴ってみて誰かのアイデアのほんの小さなきっかけにでもなればいいなと考えて適当なことを無責任に書いたりしています。

そのため「暮らし」とか「生活」全般についても見境なく書いていますのでよろしくお願いします。

浅間温泉でやっております下宿の日常をもっと見てみたい方は、より適当に普段の暮らし、日常を書いています篶竹荘第2ペンギン荘Instagram(篶竹荘と第2ペンギン荘Instagram(第2ペンギン荘)を覗いていただけたらと思います。

◆こんな資料を見つけたよ。

さて。そんなわけで「暮らし」についてどうすればみんな快適に過ごせるんだろう。自分もどうすれば快適なのかな?と、よく考えているのですが。

住環境の変化や生活環境の変化に関連しまして「空き家問題」とか「人口減少」とか「高齢社会」とかの諸問題をよく聞きます。

朽ちた空き家が増えれば、街の景観が損なわれますし、不衛生になったり、治安が悪くなったりします。

人口減少が続けばスーパーやガソリンスタンドがその地域から撤退などがどんどん起き、遠方まで行かなければ日用品を買うことができなくなり、生活の利便性が失われていきます。

高齢社会が申告のため、働く世代の税金や社会保険料はどんどん上がって、生産性が落ち、生活水準が下がっていきます。

 

そんなわけで「国、どうするつもりなのかねー?」と時々他力本願に不安を覚えたりするのですが、まずは現状把握してみたいなと思って調べたらこんな資料を見つけましたよ。

我が国の住宅ストックをめぐる状況について(補足資料)(国土交通省)

住宅経済関連データ(国土交通省)の補足みたいですがこっちはExcelファイルが開くのでなんか見にくかったです。

◆とりあえず空き家について考えてみようかと。

そんな資料を見てみて、「人口減少」も「高齢社会」もこれからの暮らしにおいて由々しき事態ではありますが、そんな色んなことに話を広げてもアレなので、とりあえず私が一番興味のある「空き家問題」を中心において、まずは資料を見てみます。

そして、書いている間になんか素晴らしい解決策が浮かばないかと期待して進めて行こうと思います。

諸問題

◆空き家問題

我が国の住宅ストックをめぐる状況について(補足資料)を見てみると、平成30年の時点で空き家は850万戸。

同じ年度の「平成30年 国民生活基礎調査の概況」(総務省)を見ると世帯数は約5100万世帯。一方国土交通省の数字だと5210万戸には人が住んでいるらしいので別荘とかがあるのかな?と思いますが、どのみち建ってる建物の15%が空き家ってことになります。(集合住宅もあるのでちょっと違うと思いますが)

6~7軒に1軒空き家。住宅街の通りに建ってみてみたら見えるうちの数軒は空き家ってことになります。

ちょっとヤバい。

◆新設住宅着工数

一方で、新築着工数を見てみると毎年90~100万戸の新築が着工されているとな。(・3ページ古い建物は解体もされていくので新築着工数の分だけ毎年空き家が増えていくわけではないよな・・・それでも・・・。

と思っていたら(・10ページ)をみるとH25~H30で毎年平均30万戸/年くらいのペースで増えてます。

てことは毎年空き家が60~70万戸解体されて新築が90~100万戸建てられてるって感じなんでしょうか?

30万戸。。「平成30年 国民生活基礎調査の概況」(総務省)では世帯人数の平均が2.44人。てことは毎年70万人分ずつの建物が増えて行ってるってことになります。

これまたヤバい。

◆人口減少

いや、家が増えていても、その分人口が増えてるんならそれでいいのです。が、我が国における総人口の長期的推移 (総務省)を見ると2050年には人口が1億人を切っています。

あと30年たたずにです。毎年60万人ずつ人口が減っているわけです。

そりゃ空き家増えるでしょ・・・というのが正直な感想です。

◆高齢社会

そして今や高齢化率は30%を目指してうなぎ上りなわけです。

とんでもないことになってるんだなというのが実感できました。

でも、空き家の話では高齢社会の話は書き進めていくとあんまり関係なかったので、さらっと流しておきます・・・。

空き家問題は解決されるのか

◆ちょっとこれ大丈夫?

空き家問題、空き家問題とたまにメディアや雑誌、新聞などで見聞きしますが、数字で見てみるとすごく大変なことなんだと実感できました。

だって人減ってるのに毎年30万戸ずつ家が増えてるんですから。

 

◆住宅メーカーは悪くない。

私は軍艦島(行ったことない。行きたい)など朽ち果てた建物を見るのも好きなのでいいかもしれないですが、そのうち日本全土が廃墟みたいな雰囲気になるんじゃないでしょうか?

これは住宅メーカーの供給過多が最大の要因ではないかと思うのです。

でも、住宅メーカーは企業ですから儲かるために動くのは当然のこと。

空き家をリフォームして販売するより規格化されてより利益率の高い新築を売った方が金になるに決まってます。

住宅メーカーは悪くない。「新築を作ったほうが儲かる」仕組みと、そうなると空き家が増えるのが分かっていながら放っておいたのが悪い気がします。

◆古民家再生・空き家対策しないほうがいいのではとすら思ってしまう。

一方、(私はこっち側に魅力を感じる人間ですが)古民家再生とか空き家対策とかそんなことをやってる自治体や団体が各地にはあります。

古い建物には今は廃れてしまった装飾とか味があり、リノベーションして暮らしたりお店をやったりするのはとても素敵だなと思っているのですが。

でも、「空き家問題」の点で考えると、空き家や古民家を再生して活用してしまうってことは、本来解体される(はずだったかもしれない)住宅ストックを延命させてしまうわけですから余計に供給過多にさせてしまうんじゃないかと思ってしまいました。

と、なると「リノベで空き家問題を解決した自治体」とかってもてはやされているけど、どこかにゆがみが生じて結局空き家を増やしてるんじゃないかと思えなくもないです。

結局、空き家問題や人口減少なんかの解決策は日本国内でやってる限りは人を取ったり取られたりってことですもんね。(移民問題は分野がいなので賛成とも反対とも思っていません)

◆解決できるのかなあ

じゃあ、こんな諸問題を解決できるのかな?

と考えてみました。

要は

空き家がいっぱい残ってるのに住宅メーカーはそっちの方が儲かるので新築をたくさん建てちゃうし、購入者も快適なので新築を買う人が多い。一方、空き家は放置されるか一部の人が再生して利用するという流れもあるにはある

ってことです。

ということは、

空き家をリフォームすることで「①断熱などの環境性能が新築並みになり」「②耐震性などの安全性も向上」「③新築住宅にはない一点ものというデザイン性にも優れ」「④古民家でも瑕疵担保責任を売主が負い」「⑤購入者は新築よりも安く買え」「⑥工務店や住宅メーカーも新築売るより儲かる」方法がないと無理な気がします。

でも、空き家を利用することで現時点で得られる条件が満たされているは③と⑤くらいじゃないでしょうか?

じゃあ、「空き家問題」の解決には他の項目を満たすには?ってことなんですが、何にも思い浮かばないので、誰かいいアイデアあったら教えてほしいです。

ではではー。

 

(※なお、こちらの記事。。。というかすべての記事全般に言えますが、表面上の数字を拾ってきて「こういうこと?」「こうすればいいのにー」と適当なことを無責任に書いています。それは「暮らし」に関して誰かにとって何かのきっかけになればいいなと思ってです。専門的な方から見たら「適当なこといいやがって!」とかあるかと思いますが、そのあたりは「適当なこと言ってます。ごめんなさい」ということですので、ご了承いただければと思います。論文などレベルで統計を取ったり調査したりしているわけではございません。よろしくお願いします。)