
今年(2022年)の2月中旬ごろ、松本でもまとまった雪が降りました。
長野県は四方を山に囲まれているため、どこから雨雲が来ても山に引っかかり、そこで降ってしまうので年間降水量が少ない地域です。
何年か前にたしか丸子町(現・上田市丸子)が全国で一番雨が降らない市町村になっていた気がしましたが、はて?どんなもんだったっけ?
と、思い立ち調べてみました。
ちょっと古いデータ(1981~2010)ですが、こんなのを見つけたので、雨の多い地域で行ったことのある市町村を含めてみて行こうと思います。
雨の多い地域(で行ったことがあるところ)
<1位/1,022位中・鹿児島県屋久島・4477.2mm>
ひと月に35日雨が降ると林芙美子「浮雲」で言われるほど雨が多い地域。たしかに3~4泊で行ったときの半分は雨でした。
<6位/1022位中・神奈川県箱根・3538.5mm>
何度も行っていますが、思い返してみれば霧雨とかそんなイメージが結構あるかも。
<22位/1022位中・新潟県能生・3103.3mm>
年に1~2度は釣りに行きますがあまり天気が悪いイメージがありません。日本海側なので冬の降雪による影響。
<188位/1022位中・千葉県大多喜・2236.9mm>
こちらもあまり雨のイメージはありません。大多喜城とか養老の滝とか房総半島内陸部のちょっとした観光地ですが、実家に近いこともあり、雨の日はわざわざ行こうとはしないので、雨のイメージがないのかもしれません。順位的には雨の多い地域のようです。
さらっと上位の方を眺めてみると、やはり雪の多い日本海側の北陸、東北が目立ち、他には鹿児島や宮崎などの九州地方。あと「木が大きそうなイメージ」の和歌山、三重などの紀伊半島が入ってました。
長野県でも唯一上位に入っていたのが長野県南木曽町。こちらも伊勢神宮に納めたりしている木曽ひのきが有名で「木が大きそうなイメージ」です。
雨の少ない地域(長野県内)
一方、雨の少ない地域を見ると、まず、ずらーっと北海道のオホーツクなどが並びます。ほかには岩手県とか。
長野県は四方を山に囲まれていて雨が少ない、、という話でしたが、雨雲は西から来ることが多そう(なイメージ)なので、オホーツクも岩手も西に山があるので少ないんですね(多分)
一方そんなランキングの中にちらほらと長野県も。。
<992位/1022位中・長野県上田・890.8mm>
一番県内で雨が少ないのは上田市。丸子町がずっと雨の少ない地域だったので、合併した上田市なのも納得です。
<980位/1022位中・長野県長野・932.7mm>
長野市も年間降水量下位にランクイン。長野市は松本より雪が多い地域なのでもう少し降っているイメージでしたが、思いのほか少ない地域。
<975位/1022位中・長野県佐久・960.9mm>
そして佐久。まっ北に浅間~、火の山~、西南に八の群山~♪と佐久長聖高校の校歌にも歌われているように山に囲まれているので雨が少ないよう。
<945位/1022位中・長野県松本・1031.0mm>
で、松本市。西は北アルプス、東は美ヶ原に囲まれているため雨が少ない地域です。台風も強風が山に引っかかるらしくそんなに影響がありません。
以降、立科町、穂高町(現・安曇野市)、聖高原と県内では続くのですが、住んでいる松本が出てきたのでこの辺で。
さて、年間降水量のランキングを見てみましたが、雨雪の量もさることながら湿気の少なさがとてもありがたい気がします。
三方を海に囲まれた湿度マックスな県(利根川を含めれば四方水)から見れば夏の湿度の少なさは感動してしまいます。
一方、(当然のことながら)標高が高いので冬は寒いのですけど。。夏は松本、冬は千葉の二拠点生活ってのもアリなのでしょうか??このご時世??
最後に、雪の日に適当に撮ってアップロードしてしまった写真が余ってしまったので載せておきます↓浅間温泉の松明祭りの舞台「御射神社」です。諏訪大社と同じ神様が祀られていますよー。ではではー。
