家に足りないものを街でまかなう。家の機能のアウトソーシング。

◆家の機能・暮らしのアウトソーシング

家の機能のアウトソーシングとは「家に足りないものは街でまかなおう」・・・と言う考え方です。

これを前に節約生活だけど豊かな暮らしと言う観点から

【下宿生活】アウトソーシングをしまくって月10万円で楽しく暮らそう!

という記事を書きました。

シェアしよう!」というセリフが気軽に聞こえてくる世の中になりまして、とくに節約という観点から出なくても、家の中をごちゃごちゃさせない、物をあまり所有しないという考えからも暮らしのアウトソーシングを考えることができそうです。

そういった意味で、シンプルライフにもつながる概念のような気がしています。

かつては所有する・・・と言うことがステイタスになる時代もありました。しかし、昨今では持たない・・・と言うことも一種のステイタスとして認識されるようになりました。

よくよく考えてみれば、街には市民が誰でも使える場所がたくさんあります。それは公共施設だけでなく、お店なども同様です。むしろ家に該当する機能を持たせるよりも外のサービスを使った方が広く、快適に使えて、さらに長期的に見て金銭的にもお得・・・ってこともままあります。

ということで、家の機能をアウトソーシングするとしたら・・・こんな暮らしはいかがでしょうか?

自分の部屋がなかったら?

自分の部屋に求められるものは趣味をする部屋・学習をする部屋・休息をする部屋といった感じでしょうか。

「家が無かったら」ではないのでプライベート空間は無いまでも、「休息する空間」はあると考えまして・・・。(まあ、家も無かったら無料キャンプ場でテント生活しましょう・・・次の家を見つけるまでの短期間なら許してくれると思います。)

趣味・学習の場合でしたら公共施設の場合、公民館を利用する、図書館を利用する、生涯学習センターを利用する。店舗などの場合、マンガ喫茶、カフェ・喫茶店・ファミレスだって利用できます。

マンガ喫茶とかだと「持たない暮らし」的なオシャレなイメージとかけ離れるような気もしますが、家の機能のアウトソーシングなので、選択肢に入れてみました。複数の選択肢がありますので、自分が理想とする暮らしに合わせてアウトソーシング先を選べばいいと思います。

庭がなかったら?

家に庭がない、もしくは猫の額ほどしかない・・・となっても大丈夫!これは都会ほど顕著かもしれませんが、運動・スポーツの場合でしたら市民体育館や球場、テニス場、都市公園などが利用できますし、ランニングとかなら街そのものだって利用できます。

樹木などの緑を求めるとしたら公園やちょっと足を延ばしたり近場にあるなら海や山だっていいでしょう。畑をやりたいなら市民農園を借りればいいですし、バーベキューやりたければデイキャンプすればいいのです。大きな庭があればこれらすべてを賄えるかもしれませんが、コストだって手間だってかかります。必ずしも所有は必要ありません。だいたい街にある施設や場所、サービスで事足りることができるはずです。

移動手段がなかったら?

車も自転車もカーシェアシェアサイクルが10万人~の中規模以上の都市ならば普通に見かけるようになってきました。また、公共交通の利便性の高いエリアに住むというのも手です。

公共交通が発達しているエリアの場合、どの都市でも中心部のことが多いですから概して庭がない、家が狭いなどの制約が多くなってきます。その分、街へのアクセス・利便性がいいわけですから、使えるもんなら街を使い倒してやりましょう。

人を呼べる広さがなかったら?

これは簡単です。お店を貸し切りにしたり、公民館だって貸し会議室とかあるので時間で借りて利用したり、カラオケだってなんだっていいのです。街には空間を貸してくれる施設がたくさんあります。必ずしも昔みたいに、普段誰も使わない応接間(そして見せるための百科事典)みたいな部屋は必要ありません。

冷暖房が無かったら?

ちょっと難しくなってきました。家の機能のアウトソーシングと言っても、このへんになると節約色が強くなってきますね。

まあ、夏でしたらまだ涼しいうちに家を出て、ショッピングモールとかカフェに行きましょう。冬は寒い時間は夜なので、排熱口のある24時間営業の店の下にうずくまってましょう!・・・とは言えないので、さすがに厚着しましょう。

家の機能のほとんどはアウトソーシング出来ると考えてましたが、暖房は思い浮かびませんでした・・・。日中でしたら公共施設やお店を利用すればいいと思うのですが。。

もしかしたら冷蔵庫や洗濯機もなかったら?

都会だとこういう場合もあるようです。これは都市部なら特に問題ありませんね。毎回必要な分だけの食材を購入し、洗濯はコインランドリーを使えばいいのです。田舎の場合はそうですね。井戸の水で冷やしたり洗濯板を使いましょう。(アウトソーシングじゃないですが・・・)

なんならお風呂がなかったら?

家にお風呂が無い地域は大体が銭湯がある地域だったり、温泉街の共同浴場を利用するような地域だったりします。お風呂に関しては特に問題がありません。

◆ないなら街の物を使えばいいじゃん!

終盤になりだいぶ苦しくなってきましたが、勢いでそのまま書ききっちゃいました。ごめんなさい!

ただ、工夫とアイデア次第で街へのアウトソーシングは結構可能なんだな・・・とそれだけ思ってもらえれば幸いなのです。

私は古民家が好きなのでみんなにも古民家を使ってもらえたらと考えています。

ただ、古民家の場合、新築とは違い、今ある建物の機能で暮らしをまかなわなければなりません。

増築や改修などによってまかなえる場合はいいですが、資金面や土地の広さによって限界もあるでしょう。

場合によっては合同会社SumSumの「篶竹荘」と「第2ペンギン荘」のようにお風呂が無い!設置する場所も昔あった痕跡すら無い!という場合もあります。

そんな時、街に活路を求めてみると案外、ふつうに使える施設やサービスがあるもんです。

必ずしも所有することがいいわけではありません。施設として、サービスとして存在する以上は利用・活用すればいいんだと思います。また、街に出ることによって交流が生まれたり、家の中に籠っていては経験できないことがたくあんあるというのもメリットです。

カッコつけて言えば家に「なにかが足りない」は街に出るチャンスとも考えられるのです。書を捨てよ町へ出よう!(??)

~ほかにも記事書いています!~

▶合同会社SumSumおしらせ・読み物

→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。

→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。

▶篶竹荘「ブログ

「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。

▶第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ

→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる”てい”で書いています。

→調子に乗ってラインスタンプも作りました

▶Instagram「第2ペンギン荘

▶Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)