「大学生×下宿・シェアハウスに住む」のメリットは??

◎「下宿」が大学生に見直されている・・・感。

毎年、秋ごろになると翌春新大学1年生になる予定の方からの問い合わせがちらほら来るようになります。

長野県松本市の浅間温泉にある「篶竹荘」や「第2ペンギン荘」は「下宿(ほぼシェアハウス)」と謳っていて、もともと学生下宿と芸妓さんの下宿だったところを利用して運営しているレトロな施設です。

篶竹荘も第2ペンギン荘も長野県が好きで移住を検討している方たちの受け皿となれたらいいなと思い始めた施設ですが、近年は(ある意味移住者である)大学生からの問い合わせも増えている感じです。

昭和のころは大学生と言えば下宿!・・・って感じだったのですが、平成のころにはプライバシー意識の高まりとともに下宿は徐々に廃れていったわけですが、逆に一周回ってレトロな暮らしが魅力的なのかもしれません。

篶竹荘も第2ペンギン荘も施設内はwi-fiが飛び交っているにも関わらず、結構令和らしからぬレトロな暮らしな部分もあります。

どちらの施設も温泉街にあることから建物内にはお風呂が無く、歩いて10秒~3分くらいの湯仲間(共同浴場)にお風呂をもらいに行きます。

源泉掛け流しの温泉なので毎日何度でも入り放題です。(贅沢!)

第2ペンギン荘には(今は使っていませんが)台所に竈(カマド)が残っています。

下宿の有志で畑を借りているのですが(大学生も男女1人ずつ参加しています)冬にはタクアンや野沢菜を温泉のお湯を利用して漬物にしたり、庭になった梅で梅干しを作ったり、ジャムにしたり。

たまに誰かの仕送りの食材で鍋をしたり。。

 

最初こそは社会人専用として始めた下宿(シェアハウス)でしたが、徐々に大学生も入居するようになり、社会人側とすれば若い感覚を知れ、学生側からすれば社会人からのアドバイスがもらえるという、なかなかいい塩梅のような気がしています。

そんなわけで、これから大学生になる方や、引っ越しを考えている大学生に向けて、学生が下宿・シェアハウスに住むメリット・デメリットをまとめてみました。

 

なお、下宿・シェアハウスと言っても千差万別ですので、頭の中に私たちがやっている施設である「篶竹荘」と「第2ペンギン荘」を思い浮かべながら書かせていただきます。

◎大学生が下宿・シェアハウスに住むメリット

◆社会人になってからではほぼ不可能なレトロで丁寧な暮らしができる。

まずは何よりコレです。

昭和・平成となんとか「やり過ごした」下宿の建物は昭和の匂いぷんぷんのレトロな建物。

壁もだいたい土壁に漆喰で仕上げてあって、床はもちろん全室和室。

新しく同じものを建てるとなったらいくらかかるか分からない文化財的な建物に住むことができます。

レトロな暮らしに憧れる方にとっては唯一無二の存在。

風呂桶を持って温泉に向かえばもう昭和レトロな暮らしそのものです。

◆生活力が身につく。

ついつい一人暮らしだと怠惰で雑になりがちな暮らしですが、各個室以外は共有スペースの居間や台所を利用するので自ずと生活力が身につきます。

◆リーズナブルに広い家に住める。

共有スペーススペースだからこそ、一人当たりが使える広さはアパートの比にならないほど広いです。

個室以外は基本的に共有スペースなので自室のように利用できるわけではありませんが、実家のリビング・台所のように使えます。

◆学科・サークル以外の友人ができる。

これも何気にうれしいオプションです。

ふつうのアパート暮らしや学生下宿ですとは同じ大学生の人としか知り合いができませんが、社会人が住む下宿ならそこを通して新しいつながりができたりします。

◎大学生が下宿・シェアハウスに住むデメリット

◆「完全な」一人暮らしではないので、散らかせない。

一方デメリットはというと、個室は治外法権ですが、個室以外はすべて共有スペース。

広く使えるというメリットの反面、みんなも気持ちよく使えるように常にきれいにしておかなければなりません。

拾い共有スペースがメリットと考えるかデメリットと考えるかは人それぞれかと思います。

◆下宿・シェアハウスごとのルールがある。

うちは門限などは無いですが、門限があったり、施設や地域の事情に合わせてルールや決まりごとがあったりします。

また、下宿ごとの雰囲気に合うかどうかが入居条件になっていたりするので必ずしも入居でいるとは限りません。

ウチでは主体的に下宿や地域の人たちと関わろうとする方を優先的に入居してもらっています。

 

◎「学生下宿」じゃない下宿を検討してみよう。

◆それでも男女問わずに高校3年生からの問い合わせが増えています。

といった感じで、下宿・シェアハウスには魅力も多いですが、完全にプライベートな空間を満喫できるわけではないので、好みになるかと思います。

帰ったら誰かしらが居たり、タイミングがあったら下宿のみんなで遊びに行ったり、畑を耕してみたりと学生同士だけでない知り合いが欲しいと思っている人にはきっと楽しんでもらえるんじゃないかと思っています。

◆平成で廃れた「下宿」が逆に唯一無二の施設に。

私が大学生のころ(平成)には辛うじて残っていた下宿ですが、年々取り壊されアパートに建て替えられたりしていきました。

篶竹荘を浅間温泉で始めたときには辞めてしまったながらも下宿の建物が何件か残っていたのですが、徐々に無くなって行っている状況です。

そして、令和に入り、下宿の建物自体が貴重で唯一無二の存在となりました。

「下宿」というなんともレトロな響きの建物で学生生活を送ってみるのはいかがでしょう?

◆せっかくだから「学生下宿」じゃない方も。

また、大学の周りには「学生下宿」が探せばあったりします。

アパートの一人暮らしは寂しい、自分で料理したりするのは面倒くさい・・・そんな人たちのための下宿で、定額で朝晩のご飯がついてきたりします。

こちらの学生下宿はそこそこの大きな大学の近くならまだまだ残っています。

暮らして行くうえでは上げ膳下げ膳なのでラクじゃないかと思います。

そちらがあってそうな方は学生下宿を検討してみるのも良いかもしれません。

私は学生の時から料理をするのも畑を耕すのも、なんでも自分で作るのが好きだったのでちょっと不便な「レトロな下宿」がとても魅力的に映るのですが、逆に面倒くさいと思う人にとっては苦痛以外の何物でもないのかもしれません。

これから大学生になる方、大学生で引っ越しを考えている方、ちょっと普通とは違った暮らしがしたい方は下宿やシェアハウス(もしくは学生下宿?)など、普通の一人暮らしとは違った暮らしも検討してみてはいかがでしょうか?

もーーーーし、春に松本の大学に来る予定の方は篶竹荘、第2ペンギン荘ともども内覧は随時行っていますのでお問い合わせ下さい。

最後に宣伝もしましたので、このへんで。

◎↓↓↓カタい話じゃなくて長野や松本での「暮らし」をのぞいてみたい方は↓↓↓

◆松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」「日常」を見てみたい。

篶竹荘」や「第2ペンギン荘」でもブログやったり、InstagramやFacebookをやったりしています。

同じような人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、信州・松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」とか「日常」をメインテーマとして書いています。

併せて読んでいただけると、より長野県や松本でへの移住、そして暮らしが立体的に知っていただけると思います。

(と、言いますかSumSumの「お知らせ・読みもの」だけが異質です。よくたどり着いてくれました。ありがとうございます。)

合同会社SumSumおしらせ・読み物

→もっともカタい文章を書いています。

→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。

→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。

→自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになれば。

→「会社のサイト」だから一番真面目に書かなきゃ・・・と思って「他よりは」根拠になる資料を探しているつもりです。

篶竹荘「ブログ

「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。

→ブログの中ではもっとも「素」です。

第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ

→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる「てい」で書いています。

→一番DIYについて書いているかもしれません。

→ちょっとおふざけしています。

→一番楽しんで書いているかもしれません。

→第2ペンギンはこんなやつです→(調子に乗ってラインスタンプも作りました。)

▶Instagram「第2ペンギン荘

→第2ペンギン荘のInstagramです。

→女子目線の信州・松本・浅間温泉の移住暮らし。

Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)

→篶竹荘と第2ペンギン荘のInstagramです。

→篶竹荘に住んでいるので篶竹荘の投稿が多め。

→個人的な趣味を投稿するあまり「大外れ」することも。