◎お金を払うということ
◆持ち家vs賃貸、結局出費はだいたい同じ。
【賃貸or持ち家論争】賃貸住宅の勧め。【ポジショントーク】では賃貸と持ち家では賃貸の方がいいよーというポジショントークをしました。
ポジショントークなので持ち家がオススメ!って話もしようとは思っているのですが、その前にまた賃貸住宅をお勧めする話を持ってきてしまいました。
ただ、金銭面や労力などコストパフォーマンス的なトータルで考えると賃貸住宅も持ち家も色々なニュースや記事などを見ても結局のところどっちもどっちということになります。
持ち家は文字通りローンなどを支払い終われば所有することができる分、その後の家賃(返済)は不要になりますが、自分の責任において設備を更新したりメンテナンスをしなければなりません。
また、固定資産税、都市計画税、火災保険などの保険料も数万円単位でふつうはかかるものです。
一方、賃貸住宅の場合は最終的に所有はできませんが、設備更新や外壁塗装などのメンテナンスは大家さんや賃貸業者がやってくれるので、そのあたりにお金や労力を掛けなくて済みます。
そういったメリットデメリットを考えるとコストパフォーマンスは結局どっちもどっちとなり、数多あるネット記事の大半は「自分に合った住居の形を!」となっています。
まあ、結論としてはそうなんですが、ここでは自分の考えとして書いていこうと思います。
◆お金を支払うのは手間やリスクを肩代わり。モノや価値を得る。
前段でも触れましたが結局コストパフォーマンスはどっちもどっちなんだろうと思います。
ローン、家賃、メンテナンス、税金、保険などをトータルで考えるとお金の面ではだいたい同じくらいになっています。
じゃあ、賃貸と持ち家それぞれに何の価値を見出すかではないでしょうか。
将来の収入なんて分からないのにローンを35年も支払い続けるストレスを否と考えるのか、将来的に自分のものになるというメリットを優先させるのか。
ライフスタイルが変わる可能や、同じ場所に住み続けるかも分からないので賃貸をメリットと考えるのか、将来土地の値段も変わらないのでもしもの時は売って引っ越すこともできるだろうと考えるのか。
それは人それぞれです。
ただ、一つ言えることはお金を支払うことは何かを得るか手間やリスクを肩代わりしてくれているということです。
それは住居の面だけに限りません。お金を払えば本を手に入れられます。外食は料理をする手間を省けます。電車に乗れば車を運転することによる事故のリスクを減らせます。
同じように持ち家の場合は最終的に家を得ることができまし、家賃を払えば将来の土地の価格が二束三文になるかもしれないとか、所有することで安易に移住できないというリスクを回避することができます。
◆ヘイシャは所有のリスクを負うことで移住を気軽にしているつもり
合同会社SumSumは長野県松本市の浅間温泉という温泉街で移住者を主にターゲットにした下宿屋さん(シェアハウス)をやっています。
会社としては所有するリスクを負うことで家賃をいただき、下宿を経営しているともいえるわけです。
会社の人間としてではなく、個人でしたら賃貸か5年くらいでローンが返せそうな住宅を購入する・・・みたいなスタイルが好みです。(そのため、そんな記事ばっかり書いています。。)
そんなスタイルが好みなので、世界には人がたくさんいるんだからそういった人の中にも同じような考えを持っている人がいて、そういうサービスを望んでいるんじゃないかと考えて始めたのが信州に移住したい人のための賃貸住宅という形でした。
将来どうなるか分からない不安定な世の中や、空き家問題や人口だって減っているんだから、「持ち家は資産」なんて時代はもう終わっているんじゃないか、将来、土地の値段なんてあってないようなものになるんじゃないかと考えています。
また、いきなりゆかりのない住宅分譲地に家を買うというのも以前からそれって近所の雰囲気とか分からなくて大丈夫なの??と思っていました。
それに、同じところに住み続けるような時代でもないような気もします。
ならば所有することによるリスクを会社が引き受けることで、みんなの暮らしをもっと軽やかにできないかなーと考えました。
消費者側からするとお金を支払うのは手間やリスクを肩代わりしてもらうことですが、会社とすればその逆。手間やリスクを肩代わりし、住処を提供することでお金を得ているということとも考えられます。
◎自分に合った暮らし方を考えるなら賃貸住宅の方が有利!?
◆ライフスタイルは変わっていくもの
ライフスタイルは変わっていくものです。それは以前よりもより顕著になってきたと思います。
終身雇用なんて公務員でもない限り幻想になりました。公務員でも単純な仕事も多いですから今後AIの導入などが進めば市民課などや許認可関係の仕事は無くなるでしょう。
そんななか数十年もローンを組む勇気は私にはありません。
家買ってる人たちホントすごいなーと個人的に思います。
(そうは言っても会社では経営上ローンを組む必要もあると思うので、頭の中で法人≒個人と個人の住み分けが時々ごちゃごちゃになりますが。。)
将来が分からないとは言え、ほぼ確実にわかることもあります。
歳をとったら2階に行くのが億劫だとか、子供が独立したら家が広すぎるとかそういったことです。
将来引っ越しするかもとかそういったことが不確定ですが、確定的にライフスタイルが変わることだけでもいくつか挙げられることができます。
そのうち、ライフスタイルに合わせられない住処を持つのってやっぱりリスクなんじゃないかなーと思うのです。
賃貸ならライフスタイルに合わせて住み替えられますから。
◆年を取ったら小さな住宅を購入するのはどうでしょう?
年を取ってくると孤独死などのリスクから賃貸住宅を借りられない、という話もちらほら見聞きします。
それなら年を取ったときに、小さな家(それこそ最近流行りの小屋暮らしとかタイニーハウスとか)を建てればいいんじゃないでしょうか。
分かりませんが、年金などの返済でも十分返せるような小さなシンプルな家を。
おそらくですが、若い時に必要であろう大きな家を所有した場合、歳を取ったころに、ほとんど倉庫部屋みたいになっているのに数百万円かけて屋根や外壁、風呂やトイレを更新しなければいけなくなります。
賃貸住宅を転々として歳をとった場合、所有して使うはずだった数百万円で小さな家を建てればいいんじゃないかと思います。
コスト的には所有と賃貸で同じような金額になると思いますが、後者の賃貸の場合、好きなところに気軽に住めて、ライフスタイルに合わせた間取りを選べて、最後には小さいながらも家も所有することができるわけです。
なんども言いますが、将来のことは誰もわかりません。
分からないですが、お金を支払うということはモノやサービスを得たり、リスクや手間を省いてくれるためのツールです。
せっかくこの世の中に賃貸住宅という住居のスタイルがあるのなら、ライフスタイルの変化やメンテナンス、税金、保険などのリスクを賃貸業者や大家さんに背負ってもらうってのがいいんじゃないかなーと思ったりします。
まあ、これは個人的な考え方なので、読んでいただいた皆さまはどう考えるかわかりませんし、35年ローンを組んで素敵なお家を建てている方を否定するつもりも全くありません。多分まだ、大半が家を買う派でしょうし。。
ただ、こんな考え方もあるんだーというのを紹介させていただきました。
暮らし方は人それぞれ。その人に合った暮らしが営めるのが一番だと思っています。
メジャーな話はよく見聞きしますが、こういったマイナーな話は積極的にしていかないと、マイノリティの方が不安になってしまいます。
合同会社SumSumは下宿屋さんを主な生業としていますが、理念としまして「みんなが快適なふつうの暮らし」を送れるようにしたいと考えて運営しています。
そのため、「こんな暮らし方もありかも!」と思えるようなマイナーな話を多くしていきたいと思っていますし、してきました(はずです)
もし興味を持っていただきましたら、「おしらせ・読み物」から過去の記事などを見ていただき、みなさまの暮らしの何かきっかけを得ていただけたら幸いです。
それでは、長くなりましたのでこの辺で。
さようなら。
◎↓↓↓カタい話じゃなくて長野や松本での「暮らし」をのぞいてみたい方は↓↓↓
◆松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」「日常」を見てみたい。
「篶竹荘」や「第2ペンギン荘」でもブログやったり、InstagramやFacebookをやったりしています。
同じような人が書いているので、隠しきれない個性はそのままに、信州・松本・浅間温泉での「ふつうの暮らし」とか「日常」をメインテーマとして書いています。
併せて読んでいただけると、より長野県や松本でへの移住、そして暮らしが立体的に知っていただけると思います。
(と、言いますかSumSumの「お知らせ・読みもの」だけが異質です。よくたどり着いてくれました。ありがとうございます。)
▶合同会社SumSum「おしらせ・読み物」
→もっともカタい文章を書いています。
→「こうやったらもっと暮らしって楽しくなりそうだなー」みたいなことを書いています。
→「ふつうの暮らし」「日常」をちょっと楽しくする提案やデータなどをもとにした考察みたいなのも。
→自分にとっての「快適な暮らし」を求めている人にとって何かのきっかけになれば。
→「会社のサイト」だから一番真面目に書かなきゃ・・・と思って「他よりは」根拠になる資料を探しているつもりです。
▶篶竹荘「ブログ」
→「ぽん」のInstagramをもとに短い文章で書ききれなかった情報を加えて「より詳しい」日常、ふだんの暮らしを投稿します。
→ブログの中ではもっとも「素」です。
▶第2ペンギン荘「お知らせ・ブログ」
→第2ペンギン荘のマスコット「第2ペンギン」がいろいろやってみる「てい」で書いています。
→一番DIYについて書いているかもしれません。
→ちょっとおふざけしています。
→一番楽しんで書いているかもしれません。
→第2ペンギンはこんなやつです→(調子に乗ってラインスタンプも作りました。)
▶Instagram「第2ペンギン荘」
→第2ペンギン荘のInstagramです。
→女子目線の信州・松本・浅間温泉の移住暮らし。
▶Instagram「ぽん(篶竹荘と第2ペンギン荘)」
→篶竹荘と第2ペンギン荘のInstagramです。
→篶竹荘に住んでいるので篶竹荘の投稿が多め。
→個人的な趣味を投稿するあまり「大外れ」することも。