(一般的な)シェアハウスと一人暮らしのメリット・デメリット

序章

◆こんにちは。

こんにちは。

合同会社SumSumの「読み物」を書いているものです。最近は腰痛がひどいです。

こちらのブログでは主にちょっと快適に過ごせる「ふつうの暮らし」や「日常」について誰かの「きっかけ」になったらいいなと思って日々書いています。

本業は長野県松本市の中心市街地にほど近い浅間温泉という温泉街で移住者を受け入れたいと思って「篶竹荘」と「第2ペンギン荘」という下宿をやっています。

◆移住。シェアハウスと一人暮らしについて

以前の「読み物」で「シェアハウスとハウスシェアの違い」とか「シェアハウスと下宿の違い」とか書いていたのですが、よくよく考えたら、単身者が移住を考えるにあたってまず考えるのがシェアハウスと一人暮らしの違いなんじゃないかと気づきました。

こちらの「読み物」では商売っ気なく「暮らし」全般のお話をしていたので、うっかりしていました。

てことでシェアハウスと一人暮らしの特徴をよくある「メリット・デメリット」形式を中心に書いていきたいと思います。

◆△注意△

注意といたしまして、こちらの比較は「一般的な」シェアハウスと「一般的な」一人暮らしを比較したものです。

例えば我々のやっています、篶竹荘第2ペンギン荘ではそもそも「下宿(と銘打ったシェアハウス)」なんて名乗っていますし、一人暮らしはアパートとマンション、一軒家くらいしか選択肢はないと思いますが、シェアハウスはそれこそ、施設の数だけ特徴があります。

例えばウチのシェアハウスだと「こんな考えでやっています」みたいな記事や、「コンセプト」(・・・とまで言うと私は恥ずかしいのですが・・・)みたいなページを作っていまし、規模の大小関わらず、ちゃんとしているシェアハウスではあるはずです。

これから移住や引っ越しなどを検討されていて、シェアハウスを考えている方はそれぞれのシェアハウスのサイトを見てみて、自分に合っているところかどうか必ず調べてみることをお勧めします。

移住しやすさではどうか?

◆シェアハウスが圧倒的に楽!

マンスリーアパートとかですと家具家電付きの一人暮らしも可能ですが、次にもお話しする費用面を考えるとシェアハウスが圧倒的に移住・引っ越しのハードルが下がります。

長野県松本市への移住の場合ですが、マンスリーアパートの場合10万円/月程度。

一方、シェアハウスの場合は3~5万円/月程度です。(ウチは信念があるので、もっと安いです。。←安さだけで選んでは欲しくないのですが。)

半額以上の幅の開きがあります。

アパートもシェアハウスも事務手数料や管理費、共益費名目で数千円から数万円まで取ったりすることがありますから一概に言えませんが、それでもシェアハウスの方が安いのは決まりでしょう。

※ちょっとしたシェアハウスのデメリットとしましては、マンスリーアパートより最低入居期間が長いと思われますので、そのあたりの確認もお忘れなく。

◆連帯保証人が不要なところも。

場所によっては「保証金」を多めに預けることで連帯保証人が不要なところもあります。

家庭などでトラブルがあって一時避難などの目的で入居を検討されている方にはありがたい仕組みかもしれません。

(逆に、なんでアパートにはそういうところが少ないのか不思議ではありますが・・どちらも賃貸住宅なのは変わらないので、アパートでもやれば入居者増えそうですよね。。。?)

費用面ではどうか?

◆家賃

家賃の話は上でほとんどしてしまいました。

シェアハウスは(下宿というスタイルとほぼ同じですが)わりと新しい賃貸住宅のスタイルですので、アパート・マンションより家賃の面でお得になるように設定しているところ「」あります。

逆に、付加価値を付けたり、コンセプト型を謳ったりして、周辺のアパートの方が安い場合も結構あります。

今、松本市のシェアハウスについて簡単に家賃を調べてみたところ、後者の場合が多く、付加価値や特徴を付けることによって、周辺一人暮らし用賃貸と同程度かちょっと高いくらいな感じでした。

シェアハウスも商売ですから、おそらく全国的にも付加価値添付型のアパートと同価格帯のシェアハウスが多いと思われます。

 

篶竹荘第2ペンギン荘をやってる会社なので宣伝をたまに入れて申し訳ないのですが、ウチは付加価値を付けつつ、信念があるので、もっと安いです。。←安さだけでなく、うちに合う人に来てもらいたいのが第一ですが。(そのために個性を隠さない「読み物」を書いています)

◆初期費用・管理費・その他手数料など

アパートやマンションなどの一人暮らしの場合は慣例として、礼金〇〇カ月分、事務手数料〇〇カ月分があったりしますが、最近ではないところもありますし、逆にまだものすごく高い地域もあるみたいです。

一方、シェアハウスでは、国土交通省の「シェアハウスの運営事業者に対する運営実態等調査」からもアパート・マンションなどの平均入居期間と比べて短い傾向にあります。

そのため、シェアハウスはアパート・マンションより安い、もしくは同価格帯の家賃設定ではふつうは商売が回すことが出来ないはずです。(空室期間がどうしても長くなってしまうため)

そのため、シェアハウスは「事務手数料」「入居時手数料」「退去時清掃代」「管理費」「共益費」など色んな名目で費用が掛かるような仕組みになっています。

多分、結局のところ、トータルで考えたら一人暮らしの方が安くなるようなシェアハウスが多いような気がします。結構みんなグレーなところでやってそうです。

入居される方は、たとえ「家賃以外の費用一切なし!」みたいに書いてあるシェアハウスだとしても、光熱費なども含めて、「入居時・毎月・退去時、他に何の費用が掛かります?」と絶対に聞いた方がいいと思います。

ちなみに篶竹荘第2ペンギン荘の場合は2022年8月現在以下の感じです。

入居時:保証金(退去時返却)

毎月:家賃/光熱通信消耗品費(住民アタマ割り)/共益費1,000円(住民が用途を決められるお金。下宿側としては自由に使いません)

退去時:なし(何か壊していたら修繕費はもらいますが、今までもらったことはありません)

※この安さはほんとうちだけの特殊な例で、運営側の社員があまりお金を使わなく、基本DIYで修繕や管理をしているので実現できている価格かと思います。

「他が高くておかしい!」ってわけでなく、普通に運営していたら「この価格になるよなー」と私も思います。費用面が移住を検討されている方にとってかなり重要な要素になるかと思いますが、快適な暮らしを送るために、ぜひ費用面だけでなく、(シェアハウス・一人暮らしも含めて)本当に会いそうなお家を見つけてみてください。

シェアハウス・一人暮らしのメリット

なんか上段が、本記事のまとめみたいになってしまいましたが、まだ続きます。

こちらからは一般的なシェアハウスと一人暮らしのメリット・デメリットについてです。

(たまにウチの場合は・・・みたいな話もするかもです)

◆シェアハウスのメリット

費用

上のところで「家賃はふつうのシェアハウスはアパート・マンションと比べて、そんなに安いわけではない」と言ってしまいましたが、シェアハウスもピンキリで、本当に管理も簡素化したようなところですと、同じような立地条件のアパート・マンションなどより圧倒的に安い所もあります。

また、光熱費などを定額で徴収しているところでなければ、だいたい住民アタマ割りのはずですので、家賃よりもそちらの方によりメリットがありそうです。

共同生活の安心感

こちらは女性の方にとってメリットが大きいと思うのですが、同価格帯のアパート・マンションよりも複数人で住むことによるセキュリティ面での安心さがあります。

安価なアパート・マンションでは女性にとってはセキュリティが不安な部分があると思います。その価格帯でシェアハウスなら住むことができたりします。

設備的なセキュリティでは同程度かもしれませんが、知り合いが何人も同じ屋根の下に住んでいる安心感は違うかと思います。

移住・引っ越し先でコミュニティがすぐできる。

同居している人も含めて、その人からの繋がりなどで、初めての街に住み始めても、すぐに知り合いが出来るというメリットがシェアハウスの一番の特徴。。というか売りでしょう。

転勤が多い方などですと全国各地に友達がいたりします。

◆一人暮らしのメリット

好きに暮らせる

キッチン、トイレ、浴室などすべての設備が自分の占有空間にあるというのが最大にして唯一のメリットでしょう。具体的には、

・好きな時に設備が使える。

・散らかしていても自分が良ければOK

・シェアハウスよりは多少騒がしくしても怒られない。

などです。

プライベートを何よりも大切にしたいならば一人暮らしがいいでしょう。

シェアハウス・一人暮らしのデメリット

デメリットは大体「メリットの逆」ですが、一応書いておきますね。

◆シェアハウスのデメリット

個室がある場合でも、共有空間があるのがシェアハウスですので、「今日は誰にも会いたくない」みたいな日があっても、顔を合わせれば挨拶くらいしなければなりません。

それが疲れる方もいますし、挨拶くらいなら頑張れる、みたいな人もいるかと思います。

また、管理側が入居者との相性を考えず、希望があればどんどん入れる(その方が儲かりますもんね。。)ようなシェアハウスですと、価値観の違いなどから入居者同士でトラブルになったりする場合もあります。

これは、「入居者選定や管理が行き届いているか」をちゃんと調べればある程度回避できるのではないかと思います。

また、台所やトイレなど混雑する時間は「すぐに使えない」みたいなことも起こりうると思います。共同生活ではみんなで「シェア」するわけですから、そこはデメリットに感じる人はデメリットかと思います。

◆一人暮らしのデメリット

「シェアハウスのメリットの逆」になりますので、

費用がかかりがち。

家賃や管理費などを考えるとそのあたりはトントンかと思いますが、光熱費や例えば、Wi-Fiなんて自分一人のために契約したりしなければならないので、トータルで考えると同価格帯のシェアハウス、一人暮らしを比較したら一人暮らしの方が費用がかさむでしょう。

また、家具家電も自分のためだけに購入したり、引っ越ししたりしなければならないので、その費用も見ておかなければなりません。

家事全般は自己責任。

部屋を汚くしても、誰もなんも言ってくれません。それがいいのか悪いのかは人それぞれですが、清潔で快適な暮らしをするにはすべて自己責任でシェアハウスよりもより「自発的」に動く必要があります。

やっぱり「他人の目」があったほうが身だしなみでもなんでも気を使うと思うので。

知らない街だと積極的に動かないと、ちょっと寂しい暮らしかも。

これはそのまんまです。

シェアハウス・一人暮らしどちらでも大切なこと

。。。といった感じでシェアハウス、一人暮らしのいい点、悪い点みたいなのを上げてみましたので、移住や引っ越しを考えている方はどちらが自分に合っているのか考えてみてください。

最後になりますが、どちらにも共通して「新居選び」をするのに大事なことを書きまして、今回の「読み物」を終えたいと思います。

◆内見しよう!

雰囲気はやはり実際の空気を感じてみないと分からないものです。

実際に訪れて、建物を見たり、周辺の街なみを眺めたりして、新生活の雰囲気を想像してみてください。

それで楽しそうな暮らしが想像できるようなら、きっとそこはあなたの新生活に合っているんだと思います。

◆管理されているかきちんと見よう!

シェアハウスでも一人暮らしでも「管理されているか」は重要です。

見学の時だけきれい、みたいな場合もあるので、シェアハウスでは「掃除とかはどうしてるんですか?」とかアパートなら「管理会社が清掃や草刈りをしているんですか?それとも大家さん?」みたいなことを訪ねるのがいいかと思います。

◆それぞれの良さを知って自分に合った暮らし方を。

結局のところ、シェアハウスでもアパート・マンションでもいい所も悪い所もありますから、この記事を参考にして、自分に合った暮らしを見つけてみてください。

◆よかったらウチも選択肢の一つになってくれたらうれしい。

繰り返しになりますが、合同会社SumSumでは長野県松本市の中心部に近いの毎日温泉に入れる!・・・みたいな浅間温泉の温泉街の中で篶竹荘第2ペンギン荘という下宿(と銘打ったシェアハウス)をやっています。

わたしたちは一般的に考えられている華やかなシェアハウスとは違い「ふつうの暮らし」を提供するのをコンセプトに考えてやっております。

詳しくは「こんな考えでやっています」みたいな記事をいくつか書いていますので、ご興味がありましたら読んでいただけたらあ幸いです。

よかったら移住を考えたりしている方にとって私たちも選択肢の一つとして考えていただけたら幸いです。

 

それでは、今回はシェアハウスと一人暮らしのメリット・デメリットについて書かせていただきました。

それではでは。